中日・井上一樹監督 スズキの鈴木修相談役を悼む「現役時代から目を掛けていただいていました」
40年以上にわたり経営トップとして自動車大手のスズキを率いた鈴木修(すずき・おさむ)相談役が25日午後3時53分、悪性リンパ腫のため浜松市の病院で死去した。94歳。岐阜県出身。葬儀は近親者のみで行った。スズキが27日発表した。後日、お別れの会を開く。 鈴木相談役が亡くなったことを受けて、親交のあった井上一樹監督は声を落とした。「謹んでお悔やみ申し上げます。ドラゴンズをこよなく愛し、多大なるご支援をいただきました。天国から見守りください」と話した。 鈴木相談役は大の中日ドラゴンズファン。今年2月にも北谷球場を訪れて立浪監督を激励。6月には浜松球場でウエスタン・リーグのハヤテ戦を行った中日2軍の井上監督を「優勝目指して」とエールを送った。 井上監督が6月に浜松で会った際は、鈴木さんの体調がすぐれず、筆談でやりとりしたという。「せっかくだから、ということで球場まで足を運んでくださった。現役時代から目を掛けていただいていました。1軍監督になって、これからさらなるご協力をというタイミングでした。残念でなりません」と声を詰まらせた。
中日スポーツ