“最強クラス” 台風10号 なぜ予想より弱まったのか 気象予報士が解説
田村友里 キャスター 気になるのが今後の影響、広島県はどこでピークが来るのか、もしくはもう来ないのか? 岩永哲 気象予報士 台風の雨雲ですけど、まだ本体の雨雲は西の方、山口県の方にやや活発な雨雲がかかっていますが、台風が東に移動しながら、その台風の回転に沿って南から入っていくというようなことがあるんです。台風が最も広島県に近づくのはおそらく今夜以降なんですけど、そのタイミングに合わせて台風本体の北側の雨雲がかかる予想にはなっています。 今後の雨の降り方の予想ですけど、ところどころ黄色い部分が30日午後にかけて 断続的に入ってくる予想。たぶん、このとおりにはならないとは思いますが、傾向としてはそういうことです。 広島全域でずっと大雨が降り続くということはないとは思いますけど、局地的には雨脚が強まったりするということがありますので、雨の方はまだ注意してほしいなと思います。 田村友里 キャスター 時間帯としては? 岩永哲 気象予報士 30日午後にかけて時々、雨脚が強まると思いますので注意してほしいなと。キキクルを見ても、土砂災害の危険度分布は、たとえば午前9時前後は赤い部分が広島市佐伯区あたりですけど、赤の大雨警報の警戒レベルの危険度にはなっています。これ、今はじゃっかん消えていますけど、さきほどの黄色い、やや雨の強いがエリアが来て、また降ったらすぐ警報レベルぐらいには災害の危険度は上がりますので、油断はしないでください。あと、小さな川とか、すぐに増水しますので雨の降り方には念のため注意はしてほしいなというような感じです。 中根夕希 キャスター 今、雨が降っていない、風が吹いていないとしても台風はまだまだ近くにはいるということで、雨や風など注意を続けるようにしてください。
中国放送