続編ドラマ撮影真っ最中の『Sex and the City』。物議を醸してきたキャリーの部屋のインテリアを振り返ってみたところ…
エイダンとの束の間の同棲
キャリーがエイダンの家具店で衝動買いした古い革張りのソファは、彼女の部屋にマスキュリンなテイストを加えました。 このアパートが共同住宅になると知って、エイダンはキャリーのアパートを購入し、カップルとして一緒に住もうとしますが、男性用の消臭剤や、本格的なグリル、そして観葉植物にキャリーは参ってしまいます。 エイダンはキャリーのアパートを隣の部屋と合体させて、2人が快適に暮らせるようにするつもりでしたが、2人が別れたあと、シャーロットが彼女の指輪を頭金として使わせてくれたおかげで、キャリーはアパートを購入することができました。
映画でのメイクオーバー
2008年に公開された映画版『SATC』では、結婚式当日にミスター・ビッグが怖気づいて式をドタキャンした後、キャリーはアシスタントのルイーズの助けを借りて心機一転、アパートを模様替えします。 彼女は壁を鮮やかな青に塗り、巾木は白にし、ふわふわのクリーム色のカーテンを掛け、ミッドセンチュリーの家具をすべて白と鏡張りのものに替え、柄物のアイテムもミックスさせました。 ベッド背後の壁は、クラシックなギャラリーウォール風に。部屋の向かい側には、ホワイトグレーのつくり付け収納があり、その中央には薄型テレビが固定されています。 この大改造は2000 年代後半の人気のデザインをうまく取り入れています。
『And just like that…』でのビッグとの引っ越し
スピンオフ『And Just Like That...』(以下AJLT)の冒頭でビッグと暮らしているアパートのインテリアはとても美しくつくり込まれています。 高級壁紙店フィリップ・ジェフリーズの壁紙から、落ち着いたブルーのペンキで塗られたダイニングルームのつくり付けの収納まで、再現したくなるような要素が満載です。
心の支えを求めてあのアパートへ
ビッグの死後、キャリーは精神的な支えを求めて彼女が長年住んでいたアパートへ戻りました。ここでは、壁一面に設置された本棚に書籍が美しくディスプレイされています。 壁紙にはサラ・ジェシカ・パーカー本人とセレブ御用達のインテリア・デザイナー、エリック・ヒューズが手掛けたティール色の花柄の壁紙が採用され、インテリアには、またしても素晴らしいミッドセンチュリーモダンの木製家具が置かれています。キャリーがナイトテーブルとして使っている椅子など、新シリーズ始動に向けて過去の古い家具が倉庫から引っ張り出されたようです。 その他の変更点としては、グレーの壁、黄色のオープンシェルフ、マルチカラーの花が描かれたグレーの寝具、オリーブグリーンとブラウンのストライプのカーテンが挙げられます。
AJLTシーズン2の終わり、キャリーは長年住んでいたアッパーイーストサイドのアパートに別れを告げ、ビッグから相続したお金でグラマシーパークの家を購入することを決意しました。 この家は、ニューヨークと農場を行き来するエイダンとシェアするつもりでしたが、エイダンとの計画はキャリーの思い通りにはいかず…。 まとめてインテリアを振り返ってみると、時代の空気感やキャリーの心情を反映している部分があることがわかります。 シーズン3では、キャリーがこの新居をどのようにスタイリングするのか、楽しみですね!