通算77勝のフィッツモリス氏死去 ロイヤルズ初期の右腕エース
ロイヤルズが4日(日本時間5日)、チーム誕生時期に活躍したアル・フィッツモリス氏が78歳で死去した、と発表した。 ニューヨーク州バファロー出身のフィッツモリス氏は1966年にドラフトにかからずにホワイトソックスと契約。マイナー暮らしが続いたが、1969年に誕生したロイヤルズにエクスパンションドラフト(拡張ドラフト)で指名され移籍。同年メジャーデビューした。 1974年から先発ローテーションの一角に座って3シーズン連続2ケタ勝利をマーク。76年には15勝11敗でチーム初の地区優勝に貢献。しかし、当時のW・ハーゾグ監督は9月以降未勝利に終わった同投手をヤンキースとの優勝決定シリーズに1度も起用せず。チームも敗れ去った。 77年にインディアンス(現ガーディアンズ)に移籍し、78年エンゼルスがメジャー最終シーズンだった。通算288試合に登板し77勝59敗だった。 現役引退後はロイヤルズの地域活動や慈善活動に引き続き関わっていた。
報知新聞社