LME銅下落、一時約2カ月ぶり安値-中国の需要低迷響く
(ブルームバーグ): ロンドン金属取引所(LME)の銅相場はアジア時間26日の取引で約2カ月ぶり安値となり、過去最高値からの下げを拡大。最大消費国である中国の需要低迷が、引き続き銅相場を圧迫している。
銅は5月に1トン=1万1000ドルを超えて最高値を更新して以来、14%下落。中国の弱い市場状況を受けて投資方針を見直す強気派が増え、需要回復の兆しが徐々に見えているにもかかわらず、銅の値下がりが続いている。
ヘッジファンドの強気な銅買い、中国景気減速に直面-国内勢と綱引き
LMEの銅相場は上海時間午前11時46分(日本時間午後0時46分)時点で前日比0.2%安の9554.50ドル。一時は9515ドルまで下げた。このままいけば4営業日続落し、4月16日以来の安値で引ける。LMEのアルミニウムと亜鉛も安い。
原題:Copper Deepens Slump From Record as Traders Eye Demand in China(抜粋)
--取材協力:Audrey Wan.
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