SKE48・熊崎晴香が語る中日ドラゴンズ愛と、ファンと歩んだ初センターまでの12年間の道のり
ーーそして今作、33rdシングル『告白心拍数』で初めてセンターに選ばれました。 もううれしくて、うれしくて......。ステージの先頭に立った瞬間に、ファンの方の顔をいちばん近くで見ることができた。最高の景色でしたね。ファンのみなさんも自分のことのように喜んでくれて、握手会にも涙を流しながら来てくれました。それを見て、私ももらい泣きしちゃって、お互いずっと泣いていたから、会場がカオスな状況になっていましたけど(笑)。 でも、それぐらい喜びを噛み締めていました。それに、ファンの方が「おめでとう」じゃなく「ありがとう」と言ってくれたんです。それってすごいことだなと思って。一緒に困難を乗り越えながら、センターを目指して歩いてきてくれたからこその言葉だなと、私は感じました。これから、みなさんに恩返しをしていこうと強く思いましたね。 それと同時に、やはりセンターはSKE48の顔ですから、いろんなものを背負って立たないといけない場所なんだと、あらためて感じました。センターを務めさせていただくからには、このグループの魅力をもっとたくさんの人に伝えていけるように頑張りたい。センターに立つことをゴールとするのではなく、ここから新たなスタートだと捉えて、いろんな道を切り拓いていけるように努力したいと思います。 ーー熊崎さんの"来シーズン"の目標もお聞かせください。 グループとしては、大きな舞台でライブをしたいです。最終的には、また地元のバンテリンドーム ナゴヤに立ちたい気持ちが強いので、そこを目指してメンバーみんなで一丸となって、基礎から努力していきながら前に進んでいけたらと思います。 個人としては、競馬や野球など、いろんな方面でお仕事させていただいているので、それぞれのファンの方に認めてもらえるぐらいの熱量を伝えていけるように頑張っていきたいです。 (インタビュー中編につづく) 【Profile】熊崎晴香(くまざき・はるか)/1997年8月10日生まれ。愛知県名古屋市出身。2012年11月にSKE48 6期生として加入。14年にTeam Eに昇格し、同年7月発売の15thシングル『不器用太陽』にて初の選抜メンバーに選出された。SKE48の最新シングル『告白心拍数』では、12年目で自身初となるセンターを務める。競馬好きとしても知られ、「東京スポーツ」紙上で競馬予想コラム『熊崎晴香のハルカ 伸るか!反るか!』を連載中。また、地元プロ野球球団の「ドラゴンズ応援大使」としても活動している。
佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi