広島商、米子松蔭が4強 高校野球秋季中国大会 矢上、岡山学芸館も
高校野球の秋季中国大会は27日、島根県立浜山公園野球場などで準々決勝4試合があり、4強が出そろった。米子松蔭（鳥取2位）は盈進（広島3位）に延長十一回タイブレークの末、4―3でサヨナラ勝ち。広島商（広島1位）は開星（島根2位）に2―1で競り勝った。 岡山学芸館（岡山1位）は大田（島根4位）に9―2で八回コールド勝ち。矢上（島根3位）は倉敷商（岡山2位）を6―5で降した。 準決勝は、11月2日に島根県立浜山公園野球場で行われ、米子松蔭―矢上、広島商―岡山学芸館が対戦する。 秋季大会の結果は来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。中国地区の一般選考枠は2。【深野麟之介】 ◇米子松蔭・塩塚尚人監督 ＜試合を振り返って＞ ナイスゲームでした。僕らの目標は優勝なので、準決勝に向けて気を引き締めて準備したいです。 ＜走者を出してもなかなか得点できない展開が続いた＞ なかなか苦しかったですね。でも選手たちはベンチでずっと「負ける気がしない」と口にしていたので、安心して見ていました。 （米子松蔭先発の）新里（希夢）も、盈進の先発の木原（翔）君も、（ともに1人で投げ続け）どちらもすごい投球をしていた。試合が終わらずにずっと見ていたいなと思ったくらい。どちらにも拍手を送りたいです。 新里を代える気はなかったです。試合の流れ的にも代えられなかったです。 ◇米子松蔭・山内将大選手 ＜途中出場で延長十一回にサヨナラ打＞ 次につなぐ気持ちで、結果にこだわらず打席に立ったことが良い方向に出たと思います。打ったのは真っすぐ。基本は直球を待ちつつ変化球に対応するという、シンプルな考えでした。 ＜準決勝に向けて＞ 次も自分の結果にこだわらず、最後にどんな形でも1点勝っていれば良いという気持ちで戦いたいです。 ◇矢上・高橋遼太選手 ＜二回に2試合連続となる右越え3ラン＞ 内角高めの真っすぐに張っていて、狙い通りに打つことができました。1回戦では内角の球を結構見逃していたので、今日はそれに対応しないといけないと思っていた。うまく反応できて良かったです。打った瞬間、確信しました。 ＜新基準の低反発バットへの対応は＞ この1年くらい、打球がより伸びるよう、バックスピンをかける練習をしてきた。変わる前のバットなら「はじく」だけで飛んでいました。低反発のものになってから、感覚としてはより長い時間バットをボールに当てて、バックスピンをかけるイメージです。 自分はボールの下をこすってしまう癖があるので、練習ではボールの上をたたく意識を強めに持ちます。バットが変わっても、芯で捉えられればしっかり飛んでいくなという印象です。 ＜準決勝に向けて＞ 県大会は3位だったので、もう挑戦者の気持ちです。試合まで1週間ぐらいあるので、やることは変えずにいつも通り準備したいです。
