災害活動の安全確保徹底を 全国会議で警察庁長官
都道府県警の警備部幹部が集まる全国会議が4日、東京都内で開催された。警察庁の露木康浩長官は、7月に記録的大雨の災害活動で山形県警警察官2人が殉職したことや、水害の激甚化を踏まえ「ライフジャケットをはじめとする装備資機材を活用させるなど職員の安全確保を徹底し、災害警備活動に当たるように」と訓示した。 能登半島地震では、46都道府県警から延べ13万人以上が石川県に派遣され、救助や防犯対策に従事。露木氏は南海トラフや首都直下地震への対策強化も課題に挙げ、「警察全体の災害対処能力のさらなる向上に努めていただきたい」と述べた。