18円コロッケが大好きだった看板娘は今、サッカー選手を進化させてバズっていた
さらに、留学中の冬休みには友人たちとデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドという北欧4カ国を周遊するたびに出た。 「一番印象的だったのはフィンランドのヌークシオ国立公園です。ベリー摘みとキノコ狩りが同時に楽しめるスポットで、中には毒キノコもあるので図鑑を見ながら食べられるキノコを探して歩きました」。
大学卒業後は「人が楽しむ場所を提供する仕事に就きたい」という思いから、自身でも良く利用していたアミューズメント施設に就職。ボウリングフロアで接客やスタッフ管理などを担当した。 お客さんを巻き込んだボウリング大会も開催するなど、仕事は楽しかったが、一方でバリバリの営業職のような仕事への憧れも芽生えてくる。 「結局、『IT企業向けの企画営業職を募集しているよ』というエージェントからの紹介を受けてSEプラスに転職しました。私が担当したのはIT企業などに『こういう新人研修をやりませんか』、『こんな資格対策を導入しませんか』と営業電話をかける業務。ひと口に社員教育と言っても、内定者への教育、新人研修、既存の社員向けの資格取得対策など、さまざまな需要があるんです」。 100件電話をかけて担当者が出てくるのは2、3件という世界。しかし、徐々に相手が必要としている情報を聞き出してアポにつなげるコツもつかめてきた。
この中でも、SEプラスの主力は情報処理技術者試験の対策をする「独習ゼミ」とIT技術を定額で学べる「SEカレッジ」だ。
入社5年後に広報担当になった彩香さんは、メディア向けのプレスリリースを作ったり、noteや社内のオウンドメディアの記事を書いたり、YouTubeチャンネルの企画運営をしたりなど、自社のサービス内容を発信する業務に就いた。 「それまで広報がいなかったので、すべて手探り。広報の集まりや勉強会に参加したり、本を買って勉強したり、PRプランナーの資格を取ったりと必死でしたね」。 彩香さんが書いたプレスリリースの中でいちばん反響があったのは、関東リーグ1部に所属する南葛SCの選手が「基本情報技術者試験」に合格したというもの。