淡路島出身の芸術家 絵を描きはじめたのは「雷に打たれたのがきっかけ」 10月にはスペインへ
カラフルでダイナミック、そしてセクシーな作風として知られる淡路島出身の芸術家・ゆっきゃーなさんが、ラジオ関西の番組に出演。アートをはじめたきっかけや、創作活動への思いについて語りました。 【写真】カラフルダイナミックな作風が話題! 淡路島出身の芸術家の作品たち 絵を描きはじめるまでは、さまざまな国を渡り歩いていたゆっきゃーなさん。2020年、オーストラリアに行ったときに転機が訪れたといいます。 ハイキング中に大雨に見舞われ、友人とはぐれてしまい一人ぼっちに。「もうここで死ぬのかもしれない」と走馬灯がよぎったそのとき、背後に雷が落ち、「地球をつたって自分に雷がきたような感じがして、そこで『あ、生きなあかん』と思った」のだそう。その経験をきっかけに、絵を描くようになったそうです。 独特の作風で、本人いわく、「内からあふれてくるものを描いています」とのこと。Instagramに投稿した作品をきっかけに、昨年の7月にはフランスで開催された「Japan Expo Paris 2023」に出展しました。 今年5月には、アラブ首長国連邦(UAE)・ドバイの「World Art Dubai」に出展。海外の人々から人気だったのが、桜が散る様子を背景にバナナを描いた作品です。同作品について、ゆっきゃーなさんはこのように解説しました。 「バナナを男性のシンボルに見立てて、背景には桜を散りばめて。桜って、早く散っちゃうじゃないですか。(桜で)フィニッシュまでに至る時間が早い男性のことを表現しているんですけど、それってなんか愛おしい、愛らしいことだなっていうのを表現しました。アートを通して、国境を越えて、自分の作品で笑顔になっていただけたことがすごくうれしかったです」(ゆっきゃーなさん) 「とにかく自由に描きたい」と話す、ゆっきゃーなさん。 湧き上がってきた感情をそのまま素直に描きたいという思いがあるそうで、「アートセラピーとかホスピタルアートとか、アートを描くことで心の病だったりが解消されるということを、私も実際に経験したことがありますし、アート自体がもっと身近になればいいな」と語りました。 10月には、スペインのエウヘニオ・グラネル財団美術館にて開催される「World Peace Art Exhibition」、11月は京都の音羽山・清水寺で行われる「藝展 ―GEI-TEN―」など、今後もさまざまな展覧会に出展予定のゆっきゃーなさん。 今後どのようなアーティストになりたいかを尋ねられると、このように語りました。 「たくさんの人にパワーを与えられるような、癒しや心の支えみたいなものになれればと思います。音楽が心の支えになったり、救われたりすることってよくあると思うんですけど、それをアートでできればなと思います」(ゆっきゃーなさん) ※ラジオ関西『Clip木曜日』より
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