台湾の小中学校教員ら、宮城県を訪問 防災教育の向上狙う
(台北中央社)台湾の小中学校や幼稚園、特別支援学校などで防災教育に関わる教師29人が17日から東日本大震災の被災地、宮城県を訪問している。県庁や現地の学校などで交流や知見の共有を行い、学校における災害時の危機管理能力や防災教育の向上に生かす。 教員は各県市の推薦を受け、教育部(教育省)が派遣した。同部によると、訪問は22日にかけて実施。19日には宮城県立支援学校女川高等学園を訪れ、同校担当者から防災活動についての講義を受けた他、生徒が手作りした防災食の体験を行った。この他、宮城県庁や女川町教育委員会、石巻市の震災遺構大川小学校なども訪問地に含まれる。 同部は、国内外の防災の知見収集や相互訪問の仕組み確立を続け、シンポジウム防災教育に関するリモートでの交流を通じて、海外との防災パートナー関係を深化させていくとした。 (陳至中/編集:田中宏樹)