全米メディアがマー君を強烈バッシング!「なぜ開幕戦を破滅させた」
米時間2日(日本時間3日)にフロリダ州セントピーターズバーグのトロピカーナ・フィールドで行われたメジャーリーグの開幕戦、ヤンキース対レイズでヤンキースの田中将大投手(28)が3年連続の開幕投手を務めたが、2回2/3を8安打、7失点で負け投手となった。自責点7は4年目のメジャーで自己ワースト。また開幕戦6連敗は、ヤンキースのワースト記録となった。 同結果を受けて、さっそく米各紙は厳しい見出しをつけて田中の悲惨なシーズンデビューをバッシング。 ニュージャージー・アドバンス・メディアは「田中将大は、どうして、なぜ、ヤンキースの開幕戦を破滅させたのか」という見出しをつけ、「ヤンキースのエース、田中は、数字的に素晴らしかった春季キャンプで全く満足はしていなかった。(フロリダでキャンプをしていたチームでのオープン戦)グレープフルーツ・リーグの最後の登板で彼は制球力を欠いており、それが日本の右腕を心配させているようだった。そして5日後、何も変わらなかった。チケット完売のトロピカーナ・フィールドで、田中のファストボールはとても悪く、ヤンキースは相手に大きく離され、開幕戦6連敗となった」と切り出した。 ヤンキースのジョー・ジラルディ監督の「このように最高のものを持ち合わせていない時もある。彼の制球力なら、それを乗り越えられるのが普通。でも今日は制球力に欠けていた。原因を見つけ出すのは難しい。それにまだ1試合だ。そんなに大げさにしないことだ」というコメントを紹介しながら、「今日は2016年に14勝4敗でア・リーグ3位の防御率3.07を記録した田中のようでは全くなかった」とし、「田中はオープン戦で6度先発し、23回2/3で28奪三振、3四球、防御率0.38を記録し、今季サイ・ヤング賞を狙う主要投手と思わせた。しかし2017年の1度の先発で防御率は23.63。春季キャンプで最高の成績を挙げたヤンキースの勢いを止めてしまった」と、この日の不調を批判した。 ニューヨーク・ポスト紙は、「ヤンキースは死に物狂いで田中の言い訳を正当にする必要がある」とし、試合後の「シーズン最初の試合で緊張感もあったし、そういう中で、自分でいろいろな部分を制御できなかった」という田中のコメントを取り上げた。 同記事中では「田中は素晴らしい春季キャンプを経て、彼のメジャーリーグ歴で最悪の一つとなる先発をした。自己2番目に短い2回2/3で自己最多の7自責点を喫した。そして3失点した一回を終えるのに23球を要した。ヤンキースはニ回に2点を返したが右腕はその裏2点を取られ、三回にも2失点した」と厳しく責めた。 またヤンキースの先発ローテーションは、田中以外はあてにならないことにも触れ、「つまり開幕戦の(敗戦の)要点は田中の脱線ということになる。ヤンキースはチームで最も頼りになるスターターが、まさかの幕開けを迎えてしまったが、それ以上のことが起こらないことを祈っているはずだ」とした。 少しわかりにくい見出しは、田中の開幕戦での投球は「緊張感があった」開幕戦だったからであり、田中の投球が変わらずヤンキースのエースとして存在することをヤンキースは祈っているということのようだ。