全米メディアがマー君を強烈バッシング!「なぜ開幕戦を破滅させた」
またスポーティング・ニュースは「田中将大の恐ろしいスタートはヤンキースのファンをナーバスにさせた」という見出しで、この日の戦評記事を出した。 ESPNは「田中とヤンキースの若手はしょっぱなからつまずき、ピンストライプの興奮は現実に目覚めた」とし、グレープフルーツ・リーグで最高の成績を残し、プレーオフ進出の期待が膨らんでいたヤンキースが、田中のまさかの波乱で現実をつきつけられたことに触れた。 同記事では「田中にはヤンキースの歴代の名選手に並ぶ才能がある。昨季サイ・ヤング賞候補となり、オープン戦では23回2/3を1失点で終えた。そして(開幕戦が行われた)日曜日、彼は一回に3失点した。2016年すべての登板で、彼が一回に取られた合計は4点だった」とし、ニューヨーク・ポスト紙と同じく「緊張感もあった」という田中のコメントを紹介した。 さらにラリー・ロスチャイルド投手コーチの「彼は調子が狂っていた」という言葉のあと、「その後もジラルディと、ロスチャイルドはすべての質問に応答したが、本当の答えはなかった。そしてこの敗戦がヤンキース史で最悪の開幕の一つであることに変わりはない」とした。 ただESPNも、「もし今季がヤンキースにとって特別なシーズンになるのであれば、田中がチームを引っ張る必要がある。彼は疑問の残る選手が揃う中でのエースだ。田中以外の先発が今季どんな活躍ができるかはわからない。田中のみが計算できる投手として存在する。ヤンキースを引っ張るのは田中であることに変わりはないし、(開幕戦があった)日曜日はたぶん例外だ」と期待感を残した。 散々なシーズン開幕を迎えてしまった田中。しかし、それに対するメディアからのバッシングも、ヤンキースを支えるエースとして期待されているがゆえの「愛のムチ」のようだ。