[バイクDIYメンテ] 美しいクロームメッキの光沢をいつまでも保つ方法
洗車で取れないくすみや輪ジミは「ミガキング」でスカッとクリアに
◆クロームメッキ皮膜はペイント部品の塗膜より硬く傷つきにくいが、傷がつくと消えないので手入れは注意が必要。洗車時にホイールやブレーキまわりを洗ったスポンジで不用意にフェンダーを擦ると、それが傷の原因になることもある。メッキ表面にサビがなく、シャンプー洗車でも汚れやくすみが取れない時に使用するのは、超微粒子コンパウンドを主成分とする「ミガキング」。付属の史上最鏡クロスで優しく擦る。 ◆ミガキングの超微粒子コンパウンドはクロームメッキや鏡面ステンレスを磨くために成分を調整されたもので、クロスで擦る際にメッキを研磨するような手応えは皆無だ。 ◆それでも史上最鏡クロスにはシャンプー洗車で落ちなかった汚れが付着して、見る間に黒く変色する。 ◆表面に残ったミガキングをクロスのきれいな部分で拭き取ると、クロームメッキが一皮剥けたかのように輝く。この状態でメッキングで保護膜を作れば美しさが長持ちする。
研磨ではなく化学反応も併用し「サビトリキング」で点サビを撲滅
◆長期間ノーメンテで放置したことでホコリの下に点サビが発生したサイレンサー。 ◆濡れたウエスなどで拭ってからサビトリキング(大容量のデカキング)を汚れ拭きクロスに塗布して優しく磨く。研磨剤成分に加えて点サビを溶かして浮き上がらせる成分も入っている。 ◆表面に付着したサビトリキング成分は、汚れ拭きクロスとは別の乾いた布できれいに拭き取る。この後でメッキングを塗布する場合、乾拭きで油分を完全に拭き取ることが重要。
塗った痕跡が分からない透明感。クローム層の奥にまで浸透する「メッキング」
見た目ではそれほど汚れていないようでも、ミガキングを塗布した史上最鏡クロスはすぐに黒く汚れてくる。汚れの上からメッキングでコーティングすると、汚れごと封じ込めてしまうことになる。メッキング前にミガキングを利用して下地を作るのは有効だ。 メッキングは薄く塗り広げるのが重要。瓶から史上最鏡クロスにつけた1~2滴で10×10cm四方にムラなく塗布する。塗膜が厚いと虹ムラになるので、ムラがなくなるまで伸ばしていくのが重要。塗布後24時間は水が付着しない場所で硬化させるのが効果的。 メッキングは、クロームメッキ表面の孔やクラックから奥に浸透するとともに、メッキ表面のスクラッチを埋めて隠す効果もある。コーティング被膜はクリアなので見えないが、光沢剤を含むため輝きがアップする。 装飾メッキと硬質メッキではクロム被膜の厚みがまったく違うが、孔やクラックは存在し点サビの原因となる。そのためメッキングによる保護皮膜が有効。フォークオイルなどの油分はパーツクリーナーで脱脂してから塗布しよう。 ◆見た目ではそれほど汚れていないようでも、ミガキングを塗布した史上最鏡クロスはすぐに黒く汚れてくる。汚れの上からメッキングでコーティングすると、汚れごと封じ込めてしまうことになる。メッキング前にミガキングを利用して下地を作るのは有効だ。 ◆メッキングは薄く塗り広げるのが重要。瓶から史上最鏡クロスにつけた1~2滴で10×10cm四方にムラなく塗布する。塗膜が厚いと虹ムラになるので、ムラがなくなるまで伸ばしていくのが重要。塗布後24時間は水が付着しない場所で硬化させるのが効果的。 ◆メッキングは、クロームメッキ表面の孔やクラックから奥に浸透するとともに、メッキ表面のスクラッチを埋めて隠す効果もある。コーティング被膜はクリアなので見えないが、光沢剤を含むため輝きがアップする。 ◆装飾メッキと硬質メッキではクロム被膜の厚みがまったく違うが、孔やクラックは存在し点サビの原因となる。そのためメッキングによる保護皮膜が有効。フォークオイルなどの油分はパーツクリーナーで脱脂してから塗布しよう。
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モトメカニック編集部