野菜のプロが解説!イチゴをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?
ツヤツヤで真っ赤な見た目がまるで宝石のようなイチゴは、スーパーに並び始めると心がウキウキするという人も多いと思いますが、ほかのフルーツと比べて値段が高めなので、頻繁には買わないもの。だからこそ、せっかく買うときにはハズレのイチゴを買ってしまわないよう、しっかり選びたいですよね。 【画像】野菜のプロが解説!イチゴをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは? 今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、失敗せず鮮度がよくて甘いイチゴを選ぶためのポイントを教えてもらいます。
つぶつぶがくっきりしているか
鮮度のよいイチゴは、表面にツヤがあり、ハリがあるのはもちろん、イチゴのつぶつぶがくっきりハッキリしています。鮮度が落ちてくるにつれ、表面のハリが失われていき、見た目の印象も「のっぺり」してくるので、つぶつぶもくっきりしなくなってくるのです。 そのため、つぶつぶがくっきりハッキリしているのはイチゴが新鮮な証拠。ちなみにイチゴのつぶつぶつは種ではなく実(果実)で「痩果(そうか)」と呼ばれ、その中に種が入っているという構造です。イチゴひとつあたり「痩果」は200~300個あるといわれています。
ヘタの下まで赤くなっているか
しっかり熟して甘くなったイチゴは、全体が色づいていて、ヘタの下まで白ではなく赤になっています。そのため、全体が同じくらい赤くなっているイチゴを選んだほうが、甘いイチゴに当たる可能性が高いのです。 なお、濃い赤かうすめの赤かは、あまり問題ではありません。イチゴの品種の中には、赤黒いといえるほど濃い赤色に染まるものもあれば、やや淡い赤色になるものもあります。淡い赤より濃い赤がおいしいというわけでもないので、赤の濃淡ではなく、「全体が同じくらい色づいているか」を基準にしてください。
ヘタは緑色でそり返っているか
イチゴのヘタは食べずに捨てる部分ではありますが、鮮度を見極める際には重要な部分。まずヘタが茶色く変色せず、緑色を保っているものを選ぶようにしましょう。 また、形としては、ヘタがカーブを描くようにそり返っているものがおすすめ。スーパーでパック詰めにされているイチゴでは見分けがつきづらいかもしれませんが、見えそうであればぜひ注目してみてください。