N国・立花代表と渡辺喜美氏が会見(全文1)新会派「みんなの党」結成
「みんなの党」5年ぶりの復活
渡辺:「みんなの党」という会派を立ち上げまして代表となりました渡辺喜美でございます。私にとっては「みんなの党」、5年ぶりの復活ということにあいなりました。立花孝志さんから会派をつくりませんかというお話をいただいて、私としてはやり残したことがたくさんございますので、「みんなの党」を復活させたいと、そう申し上げたところ、立花さんのほうも快くお受け止めをいただいたということであります。 今の立花さんの説明のように、これは政党ではありませんので、いわゆり党議拘束はかけません。それぞれの立場で意見を言い、そして議案に関しては独自の態度決定を行っていくということであります。今回選挙戦を通じて「N国」さんのようなシングルイシュー、こういったところがそれなりに支持を得て、そして政党要件を満たしたと。あるいは「れいわ」もそうであります。 一方、5年前に解党されました「みんなの党」は、各党にばらけて自民党から立憲、それから維新などにばらけて新人も【旧人 00:09:44】も当選をしていったと。私は「みんなの党」の本家本元として、「みんなの党」の原点に返ってもう一度復活をさせたい。つまり「みんなの党」というのは今日本に残っている1940年体制、だいたい昭和15年前後に出来上がった制度がやたら多いんですね。マッカーサーがつくったのが戦後レジームといわれていますけれども、実はそのほか、非常に多くの戦後レジームが1940年前後につくられておる。例えば9電力体制というのもそうでありますし、戦費調達の手段として企業を徴収代行義務者として行われた源泉所得税もそう、地方配付税、今の地方交付税も昭和15年。結局こうした官僚統制、中央集権がやっぱりもう時代遅れに成り下がっているということから「みんなの党」はつくったわけであります。
会派結成を第一歩として、「みんなの党」復活を
また、平成時代、振り返ってみれば日本経済が1.3倍にしかなっていない。普通の国であれば3倍にも4倍にも経済規模はなっていてしかるべき。なんでそんな国になっちまったんだといったら、やはりこれは各省任せ。特に財政政策は財務省に丸投げ。金融政策は日銀に丸投げをする。財政・金融一体政策という国家経営の基本がまるでできていない。結局令和という時代をもう一度輝ける成長国家にするというのが私に課せられたミッションであると、そう考えております。 「みんなの党」というのはベーシックインカムに至るまでの社会保障の改革のプロセスを事細かに打ち立てていたアジェンダを持った政党でありまして、そういった政党が、今すぐできるわけではありませんけれども、この会派結成を第一歩として、「みんなの党」復活を遂げていきたい。「みんなの党」が目指すものは1940年体制の転換、そして令和時代を輝ける経済国家にしていく、貧困の撲滅はベーシックインカムで行っていくというアジェンダであります。その第一歩になればいいなと思いまして、今回の会派結成に踏み切ったというところであります。私のほうからは以上です。 立花:ありがとうございます。もうこちらのほうからは特段、これで終わりますので。 日本テレビ:質問いいでしょうか。 立花:どうぞ、はい。