「誰でもいいです。アピールしてくれた人と結婚します」元宝塚・愛華みれの10歳下の伴侶との運命的な出会いと亡き母の導き
「宝塚に入る」というかつて母の夢から始まった舞台人生。今は10歳年下の伴侶との日々を重ねながら、がんを乗り越え、今またミュージカルの舞台女優にチャレンジしているそうです。(全4回中の4回) 【写真】10歳年下の夫と結婚「純白のドレスが美しい」愛華みれさん(全14枚)
■運命の相手は身近な人 ── ご主人との出会いはどのようなものだったのでしょうか? 愛華さん:私が宝塚の舞台に立っていたころから、スポーツマッサージの先生としてお世話になっていたんです。お友だちというより、完全に先生と患者の関係で。でも、舞台が終わって施術を受けながら、気づいたらいろんなことを話していました。
「ここの筋肉が凝っているのは、何か『イィー』って体に力が入るような原因がありましたか?」と聞かれると、「昨日、これが頭にきて…」と他人だからこそ話せることがたくさんありますよね。毎回「明日も元気に舞台に立てるようにメンタルを整えましょう」と。そうやって少しずつ、気づいたら彼は私のことを全部知っている人になっていました。 ── そこから結婚へと進まれた背景は? 愛華さん:40歳を過ぎて、「私にはもうご縁がないのかな」って思っていた時期があったんです。ある日、気分転換にひとりでドライブに出かけて。私、信号が赤になったら右か左かなど直感で決めて進むのが好きで。そうしているうちに羽田空港に着いたんです。そこで出雲行きの便を見つけて、思いきって飛行機に乗りました。出雲大社でお参りをして、近くの八重垣神社へ。私、宝塚の舞台のストーリーに出てきた八重垣神社にお参りしたいと思っていたんです。
八重垣神社には良縁を占う「鏡の池」がありました。和紙を池に浮かべて近くで沈めば身近な人とご縁があるという占いなんですが、私は「遠くで沈んでもいい、外国の人でもいいから」と思って水に浮かべてみたら、すぐ目の前でストンと沈んだんです。 実はそのとき神様に「来年、私に『好きです』とか『つき合ってください』とかアピールしてきた人と結婚します。誰でもいいです」と祈ったんです(笑)。それが10月のこと。その年の大晦日に、今の主人から「よかったら年越しに来ませんか」と誘われて。私「来年」と言ったからまだ今年じゃないと思っていたら、年が明けた1月1日に「一緒になりませんか」と言われたんです。「あ、この人だ!」と(笑)。神様とのお約束どおりに、そうしておつき合いが始まりました。
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