月曜日の朝にかけては広い範囲で雨となり、局地的に雨脚の強まる所もあるでしょう。日中は回復に向かいますが、雲の多い空模様で、日本海側を中心に北風が冷たく感じられそうです。 　台風21号は発達しながら北上して、木曜日から金曜日にかけて非常に強い勢力で沖縄に接近するおそれがあります。

朝の天気と昼過ぎの天気・風

　前線や低気圧が通過する影響で、月曜日の明け方にかけては広い範囲で雨が降るでしょう。西日本や東日本を中心に雨脚の強まる所もありそうです。石川県周辺も活発な雨雲のかかる時間があるため、土砂災害にお気をつけください。朝の通勤通学の時間帯も、東日本を中心に雨の残る所があるでしょう。

全国の天気と気温

　天気は回復傾向で、北日本の太平洋側など日の差す所もありますが、湿った空気や上空の寒気の影響で、全国的に雲の多い空模様となるでしょう。日中も日本海側や北海道を中心に、にわか雨の所があり、北海道では雷を伴う所もありそうです。沿岸部は北よりの風が強まるためご注意ください。

最低気温と最高気温

　朝の気温は関東から西で15℃以上と、西日本は日曜日より低いものの、各地でこの時季としては高めとなるでしょう。 　ただ、日中の気温は日本海側を中心に日曜日より低く、札幌で13℃など、朝からあまり上がらない見込みです。新潟は19℃と、日曜日より大幅に低く、北風が冷たい一日となりそうです。 　関東から西は20℃を超えて、名古屋で25℃など、夏日になる所もあるでしょう。ただ、東京で22℃など、日差しが少なく北風も吹くため、この気温以上にひんやりと感じられるかもしれません。服装選びにお気をつけください。

台風21号進路図

　沖縄は台風21号の北上に伴って、うねりや高波に注意が必要となります。台風21号は、今後は沖縄の南を発達しながら北上して、31日（木）から1日（金）にかけて、非常に強い勢力で沖縄に接近するおそれがあります。暴風や高波、大雨に警戒が必要です。先島諸島を中心に大荒れとなるおそれがあります。 　また、西日本や東日本も本州付近の前線の影響で雨が降りやすく、台風の北上に伴って前線の活動が活発になる可能性があります。週末は大雨のおそれがあるため、台風から離れている所も最新の情報をご確認ください。 （気象予報士・及川藍）