レノボ、ディスプレイ埋め込みカメラで“画面占有率98%”実現のノートPCや14型OLED2画面PCなどを発表
レノボ・ジャパンは1月8日、米国・ラスベガスで開催中のCES 2025にあわせ、ディスプレイ下にカメラを埋め込んだノートPCや、14型の2画面有機ELディスプレイを搭載したノートPCなどを多数発表した。 「Lenovo Yoga Book 9i Gen 10」
“画面占有率98%”の「Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」
「Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」は、ノートPCで世界初をうたう「カメラアンダーディスプレイ(CUD)」を採用した14型ノートPCだ。ディスプレイの下にWebカメラのレンズ部分が埋め込まれており、カメラを使っていないときはレンズが隠れるようにすることで、カメラのノッチがない超薄型ベゼルを実現。画面占有率は98%にもなるという。 ディスプレイは有機ELで解像度は4K(3840×2160ピクセル)、リフレッシュレートは120Hzとなっている。カメラアンダーディスプレイであってもsRGBカバー率100%など、優れた色精度を実現し、クリエイティブ用途にも向くという。 CPUはIntel Core Ultra(シリーズ2)を採用し、Copilot+ PC準拠となっている。主なインタフェースとしてThunderbolt 4ポートを2基搭載する他、容量75Whのバッテリーで最大17時間のバッテリー駆動を実現するという。 日本での発売は1月下旬を予定しており、価格は未定だ。
デュアルスクリーンの「Lenovo Yoga Book 9i Gen 10」
「Lenovo Yoga Book 9i Gen 10」は、14型有機ELディスプレイを縦に2つ展開できる2画面ノートPCだ。ディスプレイを縦に立てて使うだけでなく、折りたたんで片側を対面の人に見せたり、片側を液晶ペンタブレットのように使ったりと、柔軟な用途に対応できる。付属のBluetoothキーボードや、専用ペン「Yoga Pen」が利用できる。 スクリーン部分にはDolby Atoms対応のスピーカーを4基搭載した、360度回転するサウンドバーが接続されており、より豊かなサウンドと深い低音を提供するという。 ハンドジェスチャーでスクリーン間の移動やページのスクロール、スクリーンショットの撮影を行える「Air Gestures」にも対応している。 バッテリー容量は88Whで、本体重量は約1.22kg(キーボードを除く)となっている。日本での発売は1月下旬を予定しており、価格は未定だ。
【関連記事】
- 「TrackPointなし」「サンダーグレー」のプレミアムThinkPadに「伸びるディスプレイ」搭載ThinkBook――LenovoがAI時代の新ビジネスノートPCを投入
- LenovoのヤンCEOが語る「AI戦略」 Intel/AMD/NVIDIAのCEOも勢ぞろい
- WindowsとAndroidを同時に使える2in1、カラーE Ink天板、充電不要“キーマウ”など──LenovoがCES 2024で発表した気になる新製品たち
- Lenovoが新型「Yoga」「IdeaPad」を一挙に発表 「AI」で創造性と生産性を両立!
- 注目ポイントはキーボードとタッチパッド!? Core Ultra搭載でAI PCに進化した「ThinkPad X1ファミリー」の2024年モデルが登場