「これまでできなかった規模も開催できる」“新たな展示場”誕生へ アクセスサッポロの3倍 なぜ必要?札幌ドームとのすみ分けは? 北海道札幌市
市民の疑問1 札幌ドームとのすみわけ
最新の自動車などが集う札幌モビリティショー。札幌ドームの名物イベントとしてお馴染みとなっている。 一方で、車の展示イベントといえば、アクセスサッポロでは「北海道キャンピングカーフェスティバル」が毎年人気に。 このように車の展示会だけ見ても、市内2か所でそれぞれ開かれてきた。 札幌市の秋元市長は「新展示場は、企業の販売促進や商取引に特化した施設。札幌ドームは観客席を有する多目的施設。展示会のケースもあるが、スポーツやコンサートという大型集客施設としてすみわけしたい」と話す。 総工費約222億円をかけ建設される新展示場。 開業から15年間の維持管理費を含めると262億円の費用がかかる見込みだ。
市民の疑問2 税金の無駄遣いでは?
「今回はPFI手法で、設計、建設、維持管理が一体の発注をしている。維持管理しやすい設計になっている」(札幌市産業振興部 担当課長) 「PFI手法」とは自治体の公共事業で民間の経営や技術のノウハウを活用するため、事業者に施設の設計、建設、運営管理などを委託する手法だ。 無駄を省き、実用的な施設が作れることで良質な公共サービスが提供でき、税金の投入額を減らせるメリットがある。 2027年秋ごろの開業を目指す新たな展示場。ビジネスチャンスを広げることができるのか注目だ。
北海道文化放送
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