高校時代の“盟友“に…プロで再会した元チームメイト(4)甲子園優勝校の4番。”投手でドラ1“に
交流戦に突入している2024年シーズンのプロ野球。この世界で活躍する選手の中では、高校時代ともにプレーした同級生コンビも多い。それでも、プロ入りするタイミングは高卒だけでなく大卒、社会人を経てからなど様々なケースがある。ここでは、高校時代のチームメイトで、プロ入りのタイミングが異なった同期コンビを紹介する。
今井達也・入江大生
作新学院高で、夏の甲子園の頂点に輝いた今井達也と入江大生。今井は高校卒業後、入江は大学を経て、ともにドラフト1位でプロ入りを果たした。 両者は3年夏の甲子園で優勝を経験。特に同大会で彗星の如く現れた今井は、エースとして優勝の立役者となり、プロから熱視線を浴びる存在に。2016年ドラフト会議では埼玉西武ライオンズから1位指名を受け、プロへの切符を手にした。 入江も高校から投手を務めていたが、3年夏の甲子園では主に一塁を守った。同大会では4番打者として全5試合の出場で打率.368、3本塁打、6打点と打者としても非凡な能力を発揮。卒業後は明治大に進んだ。 大学では投手に専念し、1年春から東京六大学リーグで登板した。主にリリーフを務め、3年秋には8試合の登板で防御率0.82をマーク。迎えた2020年ドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから1位指名を受けてプロ入りした。 今井はプロ1年目から15試合に登板して5勝をマーク。昨季は19試合の登板で自身初の2桁勝利(10勝)を記録した。今季も3勝、防御率2点台前半と、低迷するチームの希望となっている。 入江は力強いストレートとフォークを武器に、プロ2年目には57試合に登板して5勝1敗11ホールド、防御率3.00と飛躍。しかし、昨季8月には上半身のコンディション不良で離脱し、今季は右肩の違和感で出遅れている。 一軍復帰を目指し、まずはファームでの登板を目指す入江。そして今井は、最下位に沈む西武を引き上げることができるのか。
ベースボールチャンネル編集部