米State StreetがGalaxy Digitalと提携、新たなデジタル資産ETF立ち上げへ
新たなデジタル資産ETFを申請
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(State Street Global Advisors:SSGA)が、デジタル資産およびブロックチェーン投資運用会社のギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)と提携したと6月26日発表した。 なおSSGAは米大手資産運用企業ステートストリート(State Street)の資産運用部門で、ギャラクシー・アセット・マネジメントはギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)の関連会社だ。 発表によると、両社はこの提携を通じて暗号資産企業へのエクスポージャーを提供する上場投資信託を立ち上げる。 SSGAは米証券取引委員会(SEC)に新ファンド「SSGAアクティブトラスト(SSGA Active Trust)」の申請をしており、現在は承認を待っている状態だ。なお同ETFの管理・会計業務はステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト(State Street Bank and Trust)が担当し、ギャラクシーは商品の日々の運用を管理する予定だという。 同ファンドは暗号資産企業の株式証券、暗号資産先物ETFとその契約、そして暗号資産の現物ETPに投資する計画だ。 なお対象となる暗号資産企業には、ブロックチェーンソフトウェア開発企業、ビットコインマイニング業者、暗号資産取引所、暗号資産決済処理業者などが挙げられている。 両社は発表にて、「ビットコインETFの登場以来、デジタル資産に対する機関投資家やリテールの関心は急上昇している。しかし、投資家は純粋な現物ビットコイン以外の投資オプションを通じて、この成長資産クラスへのエクスポージャーを求めている。私たちは、デジタル資産のエコシステムにとって、これが次の成長段階にあると信じている」と述べている。 ギャラクシーは現在、資産運用会社インベスコ(Invesco)と共同でイーサリアム現物ETFをSECへ申請中だ。
髙橋知里(幻冬舎 あたらしい経済)