富岡西・選手紹介/2 チームから絶大な信頼 浮橋幸太投手(2年) /徳島
<第91回選抜高校野球> 絶対的エースは投打でチームをけん引する。昨秋の公式戦では全7試合を1人で投げきり、センバツ出場に貢献した。「打って良し、投げて良しのパワープレーヤー」とチームからも絶大な信頼を得ている。 中学3年で出場した全国大会は、強豪チームのレベルの高さを目の当たりにし「今のままでは上は目指せない」と自分を見つめ直す転機となった。強豪校からの誘いもあったが「甲子園に行けなかった兄を自分が連れて行く」と兄の母校の富岡西を選んだ。 1年の秋以降フォームを崩し、悩んだ。投手を辞める選択も頭をよぎったが「投手でしか味わえない緊迫感が忘れられない」と踏みとどまった。その後、調子を取り戻し、昨年末に参加した四国代表での豪州遠征で、他校の選手とプレーした経験も糧となった。球速が増し、成長を実感する。「センバツは全国の強豪校と本気で勝負できる。そこでの経験を生かして更に成長したい」と向上心を持ち続けている。【岩本桜】