ヤクルト・青木宣親GM特別補佐、新人へ3つの金言 2日連続で新人合同自主トレを視察
現役時代は常に体と向き合い、ケアやトレーニングを徹底。1年目も故障がなく、2軍で毎日のように夜間練習を行えたからこそ、飛躍につながった。「けがをしないで完走すること、少しずつでも自分のレベルを上げていくのが一番いい。けがをしてしまうと、ゼロからのスタートになればいいけど、マイナスになる可能性もある。まずは万全にプレーできる状態を作ってほしい。その先にレベルアップをすること。そういう考えでいい」と説いた。
長きにわたって活躍し、球史に名を残した青木GM特別補佐だからこその重みのある言葉。今後は2月の春季キャンプ、3月の選抜甲子園大会を視察する予定だ。今月5日に43歳の誕生日を迎えたばかり。〝青木の考え〟で常勝軍団を築き上げる。(赤尾裕希)
★新人の心構え
青木GM特別補佐が自身の新人時代を振り返った。2004年1月下旬。新人合同自主トレの終盤にハムストリング(太もも裏)を痛めたが、テーピングをぐるぐる巻きにして参加し続け、キャンプインした。1年目に経験を積むために歯を食いしばったといい「だましだましでやりながら、気づかれないようにしていた。地獄のようなキャンプを過ごした記憶がある。何とか乗り越えたけど、本当にきつかった。来年以降にもつながるような経験することが大切だと思った」と明かした。