ヤクルト・青木宣親GM特別補佐、新人へ3つの金言 2日連続で新人合同自主トレを視察
ルーキーよ、胸に刻め!! ヤクルトの新人合同自主トレーニング2日目が9日、埼玉・戸田球場で行われた。昨季限りで現役を引退し、1日付でゼネラルマネジャー(GM)特別補佐に就任した青木宣親氏(43)が2日連続で視察し、報道陣に初対応。2年連続リーグ5位からの浮上に向け、新たな風を吹き込む新人選手に向け『気持ちを強く持つこと』『一年でも長く生きていく術を見つけること』『けがをしないこと』と3つの金言を贈った。 【写真】同じ小学校出身の3人がグラウンドに集まる〝奇跡〟 時には鋭い視線で、時には「頑張れ」と声を出し、ルーキーの動きを見守った。1日付でGM特別補佐に就任した青木氏が2日連続で新人合同自主トレを視察。晴天の下で初めて報道陣の取材に対応し、本格始動した。 昨季限りでユニホームを脱ぎ、2025年からは球団、チーム全体を把握する立場として手腕に期待がかかる。引退直後に編成部門の要職に就くのは異例。小川GMを補佐する新設ポストで自チームの編成、他球団の戦力分析、若手選手の育成、アマチュア選手の視察と業務は多岐に及ぶ。全ては愛するスワローズのため。まずは将来を担う新人選手に3つの金言を贈った。 『気持ちを強く持つこと』 この日も、埼玉・戸田球場にはファンや報道陣が詰めかけた。プロ野球選手は、多くの人に見られる立場。アマチュア時代とは比べものにならない緊張感、重圧がのしかかる。あらゆる苦難を乗り越えて日米通算21年間で2730安打を放っただけに、金の卵たちに「今まで以上にプレッシャーに感じたり、気持ちできつくなったりする。気持ちを強く持ってやっていってほしい」と心の強さを求めた。 『一年でも長く生きていく術を見つけること』 青木氏は04年に早大からドラフト4位で入団。1年目は10試合の出場だったが、2年目の05年にシーズン202安打を放つと、一気にスターダムを駆け上がった。「(プロの世界に)入って、どれだけ頑張るか、どういう風に評価を上げていくかだと思う。一年でも長く生きていく術を見つけてほしい」。武器を見つけ、長い間チームから必要とされる選手になるよう期待した。 『けがをしないこと』