高齢者世帯の約59%「生活苦しい」9月1日以降に送付『年金生活者支援給付金』対象者や支給額は?
「老後」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか? 私も日々、将来の資金についての相談を受けることが多いのですが、あまりポジティブなイメージを持っている人は少ないです。 ◆【写真5枚】高齢者世帯の生活が「大変苦しい」もしくは「やや苦しい」どれだけの人が回答した? 「年金だけじゃ足りないんじゃないか」とか「年金がなくなっちゃうんじゃないか」と心配する声がよく聞かれます。 今日は、高齢者世帯が実際にどんな気持ちでいるのか、生活意識調査を基に見ていきたいと思います。 それから、「年金生活者支援給付金」がどんなものなのかも、詳しく掘り下げてみましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
高齢者世帯「生活が苦しい」約6割に
厚生労働省の2023年の調査によると、高齢者世帯の約59%が「生活が大変苦しい」または「やや苦しい」と答えています。 ●全世帯の結果 ・大変苦しい:26.5%(前回20.2%) ・やや苦しい:33.1%(前回31.0%) ・普通:35.8%(前回42.1%) ・ややゆとりがある:3.9%(前回5.5%) ・大変ゆとりがある:0.7%(前回1.1%) ●うち児童のいる世帯の結果 ・大変苦しい:28.5%(前回22.9%) ・やや苦しい:36.5%(前回31.7%) ・普通:31.5%(前回39.0%) ・ややゆとりがある:3.1%(前回5.4%) ・大変ゆとりがある:0.4%(前回0.9%) ●高齢者世帯の結果 ・大変苦しい:26.4%(前回18.1%) ・やや苦しい:32.6%(前回30.2%) ・普通:36.7%(前回45.1%) ・ややゆとりがある:3.9%(前回2.5%) ・大変ゆとりがある:0.4%(前回0.8%) 2022年の調査では「大変苦しい」や「やや苦しい」の合計が48%だったので、たった1年で「苦しい」と感じる世帯が10%も増えていることになります。 物価がどんどん上がってきて、特に高齢者の生活が厳しくなっているのがよくわかりますね。 年金や貯蓄だけで暮らしている高齢者にとって、生活必需品や医療費の負担が増えることで、日常生活がどんどん大変になっているのでしょう。限られた収入で生活を維持するのは本当に難しいんですね。 次の章では、年金の平均受給額について見ていきますので、引き続きチェックしてみてください。
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