「雨でジメジメ…壁紙やクロスが剝がれてきたので張り替えたい!」費用相場はいくら?壁紙にまつわる「後悔」体験談も
住宅の壁紙・クロス張り替え工事で後悔したポイント3選
次に実際に住宅のクロス・壁紙の張り替えを行った方の体験談から、後悔したポイントを紹介します。 ●後悔1:壁紙代をケチったら明らかに安っぽくなってしまった ひとくちに壁紙といっても、デザインや機能によって価格が異なるのは前述した通りです。 できるだけ安く仕上げようとして必要以上に安価な壁紙を選んでしまうと、部屋全体が安っぽく見えてしまうので注意が必要です。 ●後悔2:壁紙の材質次第では「湿気」ですぐ剥がれてしまう 壁紙は材質によって、湿気が多いと伸び、少ないと縮みます。 湿気による伸縮を何度も繰り返すことで次第に壁紙が下地から剥がれて、めくれてしまうようになります。 また湿気はカビが繁殖する原因にもなるので、日頃からこまめに換気や除湿を行なって湿気対策を行うことが大切です。 壁紙の早期の「剥がれ」であれば自分で補修することも可能なので、気付いたら早めに補修するようにしましょう。 ●後悔3:真っ白の壁紙にしたら汚れが目立つ 部屋が明るくて広く見えるように真っ白な壁紙を選ぶと、汚れた手で触った時に付着した汚れが目立ちやすくなるデメリットがあります。 また、白は光をよく反射するので、日中には眩しすぎると感じることも。 リラックスしたいのに眩しくて落ち着かないといったことにもなりかねないので、注意が必要です。
まとめにかえて
壁紙を張り替えることで部屋の雰囲気は大きく変わります。 壁紙の張り替えにはそれほど高額な費用はかからないので、最も手軽に行うことができるリフォームのひとつといえるでしょう。 一方で壁紙の選択を誤ってしまうと、「なんだか落ち着かない部屋になってしまった」ということにもなりかねません。 また築年数が古い建物の場合には、下地の凹凸が目立ってしまうことがあります。 その場合には下地の凹凸が目立ちにくい柄や厚めの壁紙を選ぶことで、違和感のない部屋に仕上げることができます。 必要に応じてプロのアドバイスを聞きながら、自分の好みや予算にあった壁紙を選んで素敵な部屋づくりを目指してください。
参考資料
・国土交通省「住宅リフォームの支援制度」 ・一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」
亀田 融