「雨でジメジメ…壁紙やクロスが剝がれてきたので張り替えたい!」費用相場はいくら?壁紙にまつわる「後悔」体験談も
施工料金の「落とし穴」に注意
業者の見積書などで施工料金をチェックする際には、施工会社ごとに異なる点があるので注意が必要になります。 主な注意点は以下のようになります。 ●例1:壁紙の張り替え費用以外に「諸経費」として別途請求される 建築工事には直接工事に関わる費用のほかに、施工会社の事務所の賃料や事務用品代、通信費、車両のガソリン代など、工事を行うために費用がかかるので、その費用は諸経費として計上されています。 壁紙の張り替え工事の場合も、諸経費として業者の見積書に記載されているのが一般的です。 もし見積書に記載がなかった場合は、念のため業者に確認しておくと安心です。 ●例2:気付いたらハイグレードタイプの壁紙になっていた 壁紙には前述したように一般的に数多く普及している量産品と、さまざまな機能がついた色柄豊富なハイグレードタイプがあります。 量産品と呼ばれるスタンダードなもののほか、調湿や消臭、汚れ防止、表面強化、抗菌、防水などの機能やデザイン性を備えたハイグレードなもの、その他ではレーヨン、絹、麻などで作られる布製の壁紙(織物クロス)があります。 それぞれ価格が異なるので、選択する際には注意が必要です。 ●例3:メートル単価表記だったので割安と勘違いしてしまった 壁紙の単価をチェックする際には、表記されている単位に注意しなければいけません。 壁紙の単価には「㎡単価」と「m単価」があり、業者によって見積もり書の表記方法が異なることがあります。 一般的に壁紙はロール状になっていて、その幅は90~92cmになっています。 そのためm表記の場合には、1mの壁紙で施工できる面積は約0.9㎡となります。 すなわち「メートル単価=0.9㎡あたりの単価」です。 したがってm(メートル)単価で表記されていると割安と勘違いしやすくなるので、複数の業者の見積書を比較する場合には注意が必要です。 次章では、壁紙やクロスを張り替えた際に経験した「後悔」の体験談を紹介します。