見たかった…。2024年、日本代表に一度も呼ばれなかった実力者6人。期待されるも、声はかからず
日本代表は、先日の中国代表との試合を最後に2024年の全活動を終えた。この1年を振り返ると、森保ジャパンには多くの選手が招集され、チームの選手層は確実に厚みを増した。一方、待望論が出ながらも声が掛からなかった選手もいる。そこで今回は、今年一度も日本代表に呼ばれなかった実力者6人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
GK:小久保玲央ブライアン(こくぼ・れお・ブライアン)
生年月日:2001年1月23日 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:11試合13失点 小久保玲央ブライアンは、U-23日本代表の守護神として臨んだ今夏のパリオリンピック(五輪)で絶大な存在感を見せつけた。当然、森保ジャパン入りを期待する声が各方面から上がったものの、結局2024年は一度も招集を受けることがなかった。 小久保が9月シリーズに挑む日本代表へ招集されなかった時には、ベンフィカからシント=トロイデンへ移籍したばかりだったというエクスキューズが付いていた(現地時間7月11日に完全移籍発表)。まずは新天地で出場機会を確保することが最優先事項と見られていたため、森保ジャパン入りは「次回以降にお預け」といった見方がファンやメディアの間でも多かった。 だが、続く10月シリーズと11月シリーズでも小久保の招集外は続いた。シント=トロイデンでは正GKの座をガッチリと確保。印象的なセーブも数多く披露していたのだが、森保一監督からラブコールは届かなかった。 現状、森保ジャパンのGK陣は鈴木彩艶、大迫敬介、谷晃生の3人で固定されている。全員高いポテンシャルを有するGKなのは間違いないが、所属クラブで出している結果を鑑みれば小久保が招集メンバーに食い込んでも全く不思議ではない。 幸いにも、森保ジャパンは11月シリーズのアウェイ2連戦で連勝を飾ったため、2025年3月20日に埼玉スタジアム2002で開催される次節のバーレーン代表戦に勝利すれば、予選3試合を残して史上最速でワールドカップ(W杯)出場を確定させることができる。 W杯出場が決まれば、森保監督は戦術の練度を上げる作業の他に、新戦力の発掘にも積極的に動くはず。小久保が待望の初招集を受けるのは、そのタイミングとなるかもしれない。