「手を抜くのではないか」独走状態の森保ジャパンに中国メディアが懸念 日本のW杯出場決定後に「大きな不利益を被ることになる」
森保一監督が率いるサッカー日本代表は、北中米ワールドカップ(W杯)予選「11月シリーズ」の2試合、インドネシア、中国とのアウェー2連戦にも快勝。この結果により、日本は来年3月25日に行われる次戦、本拠地でのバーレーン戦勝利で予選突破が決まる状況となった。 【動画】小川航基が決定力を見せつける!伊東純也のクロスにあわせた中国戦のゴラッソをチェック グループCは、4試合を残し森保ジャパンが王手をかけた一方、その他の5か国は混戦状態にある。3位インドネシアから最下位の中国までの4か国が勝ち点6を獲得。勝ち点7の2位オーストラリアも含め、出場権を得る上位2位以内を目指す戦いが、ここからさらに熾烈を極めていくことは間違いない。 この日本以外の出場国の状況を踏まえ、6大会ぶりのW杯を目指す中国の国内メディア『捜狐』が来年の6月まで行われる最終予選を展望している。日本が独走状態であることで、同メディアは首位チームの今後の戦いへ、ある懸念を示しているようだ。 同メディアは、「日本代表が出場を確定させた後の3試合で『手を抜く』のではないか」などと論じており、「中国はすでに日本との対戦を終えているだけに、もし日本が手を抜くならば大きな不利益を被ることになる」と指摘する。 さらに、「実際、日本には『手を抜く』前例がある。2018年ワールドカップ最終予選では、最終戦でサウジアラビアに0-1で敗れた際に、手を抜いたのではないかとの疑惑が浮上した」などと回想。加えて、前回のカタールワールドカップの予選でも出場権を確定させた後、ベトナムとの最終戦が1-1のドローだったとして、同様の展開が起こる可能性があると強調。「次の試合で日本が出場を確定させた場合、来年6月に予定される最終2試合では主力選手を招集せず、控え選手や若手を試すことが考えられる」と見通している。 また今回、日本の最終戦がインドネシアとのホーム戦であり、「主力選手が出場したとしても、怪我を避けたいという思いから全力を出さない可能性がある」と予想。続けて、「日本が最後の3試合で本当に手を抜けば、中国のワールドカップの夢は早々に潰えてしまう」などと悲観的な見解を綴っている。 その上で同メディアは、中国が残り4試合をすべて勝利すれば問題無いと説きながらも、「しかし、彼らにそれだけの力があるだろうか?」と問いかけながら、トピックを結んでいる。 中国メディアの訴えはあくまでも「可能性」を指摘するものであり、もちろん日本の予選突破もまだ決定していない。だが現在、森保ジャパンがみせつけている盤石の強さ故、同居する国々にとっては複雑な感情を抱いてしまうのかもしれない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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