高額だったのは? 夏の日本人移籍金ランキング5位。5億超えでJリーグ復帰! 早くも力の差を見せる28歳
夏の移籍市場が閉鎖した。この時期はヨーロッパ各国リーグが開幕する時期で、Jリーグだけでなく、世界中の多くのクラブが戦力補強を行っている。今回はこの夏に移籍した日本人選手の中で、移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。(移籍金やデータは『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトに準拠)
5位:川辺駿 生年月日:1995年9月8日(28歳) 移籍元クラブ:スタンダール・リエージュ(ベルギー) 移籍先クラブ:サンフレッチェ広島 移籍金:350万ユーロ(約5.6億円) 川辺駿は、この夏のサンフレッチェ広島の目玉補強だ。350万ユーロ(約5.6億円)と言われる移籍金を支払い、ベルギーのスタンダール・リエージュから獲得した。 日本人選手の高額移籍といえば、ほとんどはヨーロッパのクラブが獲得する側だが、川辺はこのランキングで唯一、Jリーグに加入した選手である。 広島は今夏の移籍市場で川村拓夢(→ザルツブルク)、大橋祐紀(→ブラックバーン)という2人の主力がヨーロッパへ移籍した。その影響もあり、2021年夏に広島からヨーロッパへ渡った川辺が復帰した。 川辺の獲得に投じた350万ユーロという移籍金は、広島にとってクラブ史上最高額だ。歴代2位が2022年夏に加入したピエロス・ソティリウの200万ユーロ(約3.2億円)で、川辺への期待の高さがうかがえる。 広島は今シーズンからエディオンピースウイング広島を使っており、新スタジアムは連日満員だ。チームは現在首位を走り、9年ぶりのJ1制覇も視野に入っている。クラブにとって歴史的なシーズンに、歴史的な補強があったとすれば、のちのち語り継がれることになりそうだ。川辺が出場した試合は4戦4勝と好調の広島。このまま伝説をつくれるだろうか。
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