“アパレル正社員”の道を選んだカリスマインフルエンサー 加藤愛里が「ティーナ:ジョジュン」で描く夢
WWD:やりがいは?
加藤:最初はファンの子が買ってくれることが、すごく自分の背中を押してくれていたんです。街を歩いていると必ず2、3人自分のブランドの服を着ている人に会うのですが、昔はその着ている子と目が合うと「あいりちゃんだ!」って声を掛けられていました。ただ今は少なくなりましたね。逆に「ティーナ」を着ていても私のことを知らない人が増えていて、それがうれしいです。ブランドが私から離れて独り立ちできているということだから。「ティーナ」が私の知らないところで「服」として選ばれているんだなぁと実感します。
インフルエンサーブランドって今の時代結構くくりにされちゃうじゃないですか。私的にはそれを乗り越えるのが第1ステップだなって思っていて、それはクリアできたのかな。
ティーナのファンには私より一回り年下の学生さんもたくさんいます。これから「好きなものばかり作っていていいのかな?」「デザインよりも質なのかな?」と悩むこともあるかもしれませんが、ファンの子たちと一緒に年を重ねながら、「ティーナ」をできるだけ長く続けていきたいです。