エステートのみとなるフォルクスワーゲンの新型パサート(B9)後部座席に座ってこれほど楽しかったことはない!
フォルクスワーゲン パサート(B9):VW パサートは第9世代でエステートのみとなった。さらに大きくなってプレミアムクラスに挑戦する!
我々のお気に入り ・エレガントだが実用的 ・十分なスペース 残念な点 ・もはやサルーンはない ・全輪駆動は「エレガンス」以上のみ
新型パサートはステーションワゴンだけ
持つことは、必要とすることに勝る。開発者がシャープペンシルで9代目「VWパサート」の仕様を書き上げたときのモットーは、おそらくそれだったのだろう。しかし、新型「パサート」の内面的な価値や搭載技術に触れる前に、もう少し根本的なところから、まず家系図を見てみよう。 新型「パサート」は、おなじみの「MQB」プラットフォームをベースにしている。もちろん、そのままではなく、さらに改良されている。生産はスロバキアのブラチスラヴァの工場で行われる。
39,995ユーロ(約万円)から
新型「パサート」の価格は、150馬力のガソリンエンジン搭載で39,995ユーロ(約645万円)から。基本仕様にはすでに、オートエアコン、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、フロント&リアパーキングアシスト、リバースカメラ、レーンチェンジアシスト、ジャンクションアシスト、交通標識認識機能が標準装備されている。エントリーレベルのディーゼル(122馬力)の場合、コンフィギュレーターでの価格は41,475ユーロ(約665万円)からとなる。全輪駆動を望むなら、最低でも57,335ユーロ(約920万円)が必要だ。プラグインハイブリッド車なら50,320ユーロ(約810万円)から。
一目でわかるパサート
ボディパーツは均整の取れたオーバーハング、大きなラジエーターグリル、従来のドアハンドルをかすめるウィンドウライン下の顕著な折り目など、すっきりとデザインされたボディである。ホイールのサイズは19インチ。これは「パサート」に期待されるものだ。風格があり、エレガントでありながら、地に足がついている。
メルセデスEクラスより大きい
「パサート ヴァリアント」のリアハッチの傾斜は以前ほど急ではなくなったが、ボディが長くなった分、トランクルームは広くなって容量は690リットル。以前より40リットル大きくなっている。リアシートのベンチを倒せば、1,920リットルまで収納できる。新型「Eクラス エステート」は最大1,830リットルだ。 新型パサートのCd値も注目に値する。多くの微調整、フロントエプロンのエアカーテン、新型エクステリアミラー、ルーフエッジスポイラー、リアの流線型形状などにより、0.25(先代: 0.3)となっている。