エステートのみとなるフォルクスワーゲンの新型パサート(B9)後部座席に座ってこれほど楽しかったことはない!
人間工学的にも、新型パサートには弱点がない。ここで特筆すべきはシートで、ベーシックシートを除いてマッサージ機能が装備されている。ベーシックバージョンには3気室、エルゴアクティブプラスシートにはオプションで10気室のツボ押しマッサージが用意されている。パサートはオートマチックシートクライメートコントロールも注文できる。 何も追加しなくても、室内はフロントとリアに十分なスペースが確保されており、背の高い2人でも後ろにゆったりと座ることができる。ホイールベースが5cm延長されたことで、膝とフロントシートの背もたれとの間に手のひらほどのスペースができたことがよくわかる。リヤドアパネルはソフトな素材で張り上げられ、より居心地のよい雰囲気になっている。パサートの後部座席に座るのをこれほど楽しんだことはない。
新型パサート エステートのファーストドライブ
150馬力の1.5 eTSIと、250Nmの最大トルクを歪みなく前輪に配分する7速DSGは、「パサート」の世界におけるエントリーモデルである。パサートの車重は1.5トンに過ぎないため、9.2秒で0から100km/hまで加速する。パサートは路面への乗り心地が非常によく、適切なドライビングモードでスポーティに運転することもできる。
事実、VWは9代目「パサート」でプレミアムを重視している。定評のある競合に遅れを取らないよう、仕上がりには多大な努力が払われ、インテリアの素材は細心の注意を払って選択されている。どこを見ても、新型「パサート」のすべてが非常に上質な印象を与える。
結論
「パサート」は、BMWやメルセデスと競争するための新たなチャンスを与えられた。より広いスペース、新しいテクノロジー、より充実した装備と快適性。しかも、そのすべてが比較的手頃なエントリー価格だ。この「パサート」はSUVの代替車だ!
Peter R. Fischer and Andreas May