「木刀持って再来店された」 “カスハラ”の厳しい実態、調査で明らかに コンビニは名札の表記変更も…
調査では、被害を受けた人の3割以上が「謝り続けた」と回答。そして、全体の約半数が「企業で特に対策はなされていない」と答えています。
実際に、街で出会った“カスハラ被害者”も… “カスハラ”被害を受けた会社経営(20代)(5日) 「『死ねよ』とか言われますし。『ブス』とか。容姿が気に食わなくて、怒られる。普通に、全然あります。反論せずに、とにかく謝罪。マニュアルも基本的にないカフェなんで、とにかく反論せずに、とにかく謝罪」 多く聞かれたのは、「飲食店」での被害です。 “カスハラ”被害を受けた起業家(30代) 「飲食で働いていたとき、料理を出したら、その見た目だけを見て、『美しくないから作り直せ』って言われて…」 店長に相談したといいますが…。 “カスハラ”被害を受けた起業家(30代) 「『あなたは店長に聞くとかじゃなくて、まず作り直せ』と。『作り直すことに意味があるんだ』と言われ、それが本部クレームまでいきました」
──お店の対応は? “カスハラ”被害を受けた 起業家(30代) 「作り直しました。同じものが出ました。めっちゃ、むかつきましたね」 “お客様は神様”ではない時代──。 「昔は、神様…。(いまは、)合わないんだったら来なくていいですよ、と思う。別のところに行ってくださいって」
カフェで働く人からは、やはり「名札を変えたい」という声が上がりました。 “カスハラ”被害を受けた大学生(19) 「名字がのっていると、それだけで今は特定されたりするし、SNS上での非難につながったりすると思うので。たびたび店長さんには、そういうことを伝えている」
対策が急がれる、深刻な“カスハラ被害”。「閉店」まで追い込まれた店もあります。 中華そば いち 瀧江伸一社長(東京・中野区 5日) 「従業員のことも、守らなくちゃいけない。命を守らなくちゃいけないのが、最優先だったんで。じゃあ、もういっそのこと、ここ閉めちゃおうって」