松山英樹の歓喜、シェフラーの涙… やっぱりオリンピックは“特別”だった
一方で年間を通して試合が続くツアープレーヤーにとって、スケジュール面の問題は付いて回る。現状のプランでは男女の個人戦の合間に混合団体戦(36ホール)を実施する考えだが、トップ選手の負担は大きくなるばかり。一部で取りざたされているように個人戦を54ホールに短縮すれば、せっかく高まってきた五輪ゴルフの価値を損ないかねない。 銀メダルのトミー・フリートウッド(英国)は「全てのメジャーがそうであるように、その週のベストゴルファーを決めるには72ホール制が最善」と言い切る。シェフラーもフリートウッドに賛成した上で「チーム戦の楽しい面はある。難しいかもしれないが、時間を見つけることができるなら、本当に素晴らしいことだと思う」と続けた。この“熱”をさらなるものとできるかは、IOCとIGFのかじ取りにかかっている。(フランス・パリ/亀山泰宏)
亀山泰宏