神崎 恵さんが教える、サマードレスに似合う夏メイク。軽やかに着こなすための肌作りのポイントは?
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場 「きゅん♡を誘う女になる」
夏気分を盛り上げるサマードレス。普段のメイクだと違和感があったり、夏っぽさが表現できないというお悩みの声も。そこで、今月はサマードレスと相性のいいあれこれを提案。夏本番を迎える前にマスターして! 【写真】神崎 恵さん
Scene サマードレスに似合う夏メイク
重い色は使わず、軽やかに!余裕を感じさせる艶肌ベース サマードレスが似合う季節、今年ももうすぐ。大人になるたびに、さらりと気負わずドレスを纏うことができたら、どんなにかっこいいだろうと思うのに、体も隠したい、顔も塗り隠したい部分が増え、結果「頑張って着ています」感が出てしまうのが難しい。軽やかなサマードレス、簡単なようで難易度が高いのがこのアイテム。それは、ドレスという特別感がありながらも、完成型は軽さがあり、そこに着ている本人の「余裕」が見えなければならないから。特別なものを着る時には、顔も靴も全て特別にしなければならない。多分、そんな決まりはなかったはずなのに、なぜかそう思い込み、従ってきてしまった時間が長い分、「さらっとドレスを着る」は本当に、難しいな、と感じてしまう。 打開ポイントは、肌。「これに尽きる!」と言っていいほど、肌は影響力がある。例えば、着物に洗い上がりの顔。パジャマにしっかりメイク。が、なんだかしっくりこないように、肌は着るものとの関わり合いが深く、仕上がりの印象に強く作用する。まず、私たちが「軽やかにサマードレスを着る」なら、そのドレスが持つムードと同じ空気感を、顔に纏うことが大きなポイントになってくる。あの生地の薄さと軽さ、開放感を肌で再現する、そんなイメージ。 ここでの問題は、薄く仕上げる=肌のアラが隠せないじゃん! というところ。だから、今回はベースメイクの基本をちょっと変えてクリアする。使いたいのは、ハイスペックなコンシーラー。抜群のカバー力を持ち、ファンデーションのように塗り広げることも可能。加えて極薄に広がるから、肌の呼吸が聞こえるかもと思うほど、まるで素肌のような仕上がり。日焼け止めと下地の後は、このコンシーラーを欲しいところだけに広げ、なじませることで、カバーした部分も塗っていない部分も、「1枚の素肌」として仕上がる。それに加えて「シミもムラもない美しい素肌」に。サマードレスに、多分一番似合う肌はこれ。そして、サマードレスを纏ったひとが惚れ惚れするほどキレイに見える肌がこれ。ここに、ほんのり上気した艶を頬に重ねる。もちろんこれも「まるで自分の艶、自分の色」に見せるバランス力が重要になってくる。やりすぎず、塗りすぎず、程よくブレーキをかけながらも、効率よく美しさを作り出す。 さらりとドレスを着こなすひと……美しいな、と感じます。