「白は200色あるけれど美しさの色は無限」アンミカの“美”の礎となった「母の教え」[FRaU]
一方で、普遍的な美しさもあると思います。それは“心が動く”ということ。私は“美”とは五感が正直になるものだと思っています。ハッと心が動かされ、その“美しい”ものを受け入れようとすること。自然と没頭してしまう。私、素敵だなと思う人が居たら、道端でも声をかけちゃうんですよ(笑)。『それ、なんの香水ですか?』、『あなたの髪型素敵! どこのサロンで切ってるの?』なんて具合に。 あとは、共演する若者たちからも感性や情報を沢山教えてもらって日々アップデートしています。年を重ねると若い頃の成功法則にしがみついて、昔のメイクをし続けてしまいがちです。でも、時代や美は、常に変化してることを忘れてはダメ。どんどん取り残されてしまいますから。 そして美は完璧なものではありません。だから、完璧じゃない自分を認めて愛することはビューティーの第一歩。鏡に映った自分に『あなたは綺麗』という言葉をかけることが、その日のメイクの仕上げなんです
アンミカ 1972年、韓国・済州島で生まれ大阪市で育つ。1993年、初めてパリコレの舞台に立ち、モデル業以外でも、テレビ、ラジオ、ドラマや映画、歌手など幅広い分野で活躍。書籍『Let’s Do アンミカ! アンミカのポジティブ相談室』が講談社から発売中。 ●情報は、FRaU2023年11月号発売時点のものです。