【柔道】ウルフ・アロンがウクライナ選手への指導会で〝おとこ気〟 ギャラを断り「お土産」購入
おとこ気を見せた。柔道男子100キロ級で2021年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(28=パーク24)が30日、都内の講道館でウクライナのジュニア選手約30人を指導した。 全日本柔道連盟(全柔連)が開催したイベント終了後に、同国の選手全員にウルフの名前が入った箸とサイン色紙をプレゼント。金メダリストからの突然の贈り物に、ウクライナの若き柔道家たちは大喜びとなった。ウルフは「せっかく日本に来ていただいているので、何か日本に親しみの持てるものをプレゼントしたかった。マネジャーとも話し合って、箸がいいんじゃないのかと」と経緯を説明した。 実は、この箸にまつわるウルフの〝いい人エピソード〟がある。全柔連の担当者は「この事業の中でウルフさんは奉仕料(ギャラ)を辞退している。『そのお金をどうしますか』という話し合いの中で、(ウルフは)『お土産に使います』とのことで…」と明かした。 ウルフは東京五輪以降、積極的にメディア露出。自身のユーチューブチャンネルは30日時点で登録者数11・4万人を誇る。柔道界きっての人気者は、来年6月の全日本実業団体対抗大会で競技を引退する。 同担当者は、ウルフが引退後も全柔連のイベントに参加する可能性について「ご協力いただけるのであれば。非常にいいキャラをしているし、彼がバラエティー(番組)などで築いてきた知名度もある。彼自身、柔道がすごく好きで、教えるのも好きだし、しゃべり上手なので」と期待を寄せた。今後もウルフのマルチな活躍に注目だ。
加田晃啓