メイショウタバルは落ち着き十分

＜栗東トレセン＞ 神戸新聞杯を制したメイショウタバルはCWコースを落ち着いた脚さばきで1周半。上籠助手は「落ち着きもありつつ、ピリッとしたところもあり、雰囲気はすごくいい。スタミナはあると思うから、前半をリラックスして運べれば」と好ムードを伝えた。 エコロヴァルツは3冠に皆勤となる。前走のセントライト記念は好位から粘って3着。山田助手は「前走は勝ち馬に目標にされた分ですかね。中間は岩田康騎手が乗れる日は毎日乗ってくれて、折り合い面は前走より良くなっています。距離はやってみないと分かりませんが、心臓の強い馬ですから」とうなずいた。 ＜美浦トレセン＞ アーバンシックは前走のセントライト記念で重賞初V。正攻法の競馬で気性面の成長もアピールした。15日は坂路をゆったりと駆け上がり、「前回と比較しても、状態は良くなっている感じ。通常のキャンターでも折り合いに問題はないし、いい形で本番を迎えられます」と武井調教師のトーンは高かった。 コスモキュランダはダートコースを長めに周回し、追い切りに備えた。皐月賞2着、日本ダービー6着と力は世代上位。「前回使ったことで雰囲気は上がってきている。もともと菊花賞の舞台は合うと思っていた。このまま当日を迎えたい」と加藤士調教師は体調の良さを伝える。 ピースワンデュックは3連勝と勢いに乗っての挑戦。大竹調教師は「心肺機能が高く、スタミナはある。3週連続でビシッと追えて、しっかり調整できている。上手に流れに乗れれば」と期待感を示した。 シュバルツクーゲルは前走・WASJ第2戦で年長馬を完封。後方から差す形で新境地をみせた。「雰囲気もいいし、変わりなく順調。気持ちの面で成長したので折り合いもつくし、体形的にも距離は問題ないと思う」と鹿戸調教師。