ステップ系やジャンプ系のメニューで踏む力がアップ中!【青木瀬令奈の強さは分離動作&踏む力➁】
青木が実践する「踏む力」トレーニング
「踏み込みや踏ん張りが動きの中で鍛えられる」 「ラケット打ちやバット打ちで踏む力は十分に鍛えられますが、青木選手にはステップ打ちをよくやらせています。ショットでも素振りでもできるのでアマチュアにもおすすめです」(斎藤) ①ラケットでステップ打ち ➁バットでステップ球打ち ③メディシンボール投げ ④キックでミット打ち
斎藤トレーナーおすすめ「「踏む力」を高めるメニュー」
踏む力アップ①棒を肩で担ぎスクワット 「スクワットは踏む力を強化する最も基本的なメニュー。長い棒を肩に担ぐと背筋が伸びた姿勢になり、股関節を使ったスクワットがしやすくなります」
踏む力アップ②重いモノを上下に振る 「メディシンボールを使っていますが、なければ2ℓのペットボトルで代用できます。重いモノを上下に振ったり、前方や真上に投げてもいいです」
踏む力アップ重いモノを斜めに振る 「重いモノを斜めに振るのもいいトレーニングです。上から下、下から上、両方行います。足が動くなど、バランスが崩れないことを心掛けましょう」
女子ツアーは戦国時代一年一年が勝負
30歳を過ぎてなお成長し続ける青木瀬令奈。9季連続でシード権を獲得しているが、国内女子ツアーは20代前半の若手選手の活躍がすさまじい。シードを守っていくことは、容易なことではないはずだ。青木はシード権について、どう考えているのだろうか? 「必死ですよ。いつも今年が最後かもって思ってプレーしています。毎年15人前後のシード選手が入れ替わっている状況です。単純に考えれば、3年で総入れ替えになるようなものです。女子ツアーはまさに戦国時代ですから一年一年が勝負ですね」(青木) 最後に2025年に向けた目標とオフトレについて聞いた。 「毎年掲げている目標があって、応援してくれるファンをリコーカップ(最終戦・宮崎CC)に連れて行くことです。来季は、優勝してリコーカップに出場したいです。みんなに元気を届けたいですね。1月は国内でトーナメントコースを回ります。今年は日本女子プロが大洗GCですし、茨城GC(サロンパスカップ)も毎年回っています。2月からハワイ合宿や契約するリシャール・ミルの合宿を予定しています」(青木)
斎藤トレーナーとは相性抜群
「同じ動作を繰り返すトレーニングは多いですが、斎藤さんはメニューが豊富。飽きないし、長く感じないので90分でもあっという間です。感覚も変わらないので選手にとっては助かります」(青木) 2025年も青木の自己記録更新が見られそうだ。 PHOTO/Akira Kato、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa ※週刊ゴルフダイジェスト1月7日・14日合併号より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト