30年の軌跡をパネルで 加賀・雪の科学館が特別企画 絵本原画、水彩の挿絵も
加賀市中谷宇吉郎雪の科学館の特別企画「開館30年のあゆみ展」(北國新聞社後援)は24日、始まった。記念事業の第1弾となり、世界で初めて人工雪を作ることに成功した中谷の業績と、雪や氷に関する最先端の科学研究を紹介する施設の歩みが紹介された。 これまでに科学館が開催してきた雪の観察会や企画展、講演会などの様子が写真付きのパネル8枚で紹介された。 古川義純館長が監修し、雪ができる課程や性質を分かりやすく解説した絵本「雪のふしぎ」の原画展も開かれ、札幌市の水彩画家石垣渉さんが手掛けた挿絵18点も展示された。11月19日まで。 記念事業では水彩画ワークショップ(11月2日)、科学映画上映会(同3日)などが予定されている。