ORIVETI、1DD+4BA+4EST構成のトライブリッド型イヤホン「Grand Oriveti Supremacy」
ナイコムは、同社取り扱いの香港・ORIVETI(オリベッティ)ブランドから、1DD+4BA+4EST構成のトライブリッド型イヤホン「Grand Oriveti Supremacy」を、9月20日(金)より発売する。価格は330,000円(税込)。 【画像】ハウジングにはスタビライズドウッドを採用 同ブランドが長年にわたって培ってきたノウハウや最高品質の部材、そして最先端技術を組み合わせたとする有線イヤホンの新たなハイエンドライン “Grand Orivetiシリーズ” の第1弾モデル。低域に10mm複合ダイナミックドライバー1基、中域と高域にカスタムBAドライバーを各2基ずつ、そして超高域にSonion製EST(静電型)ドライバーを4基搭載したトライブリッド構成となっている。 ESTドライバーの優れた能力を最大限に引き出すため、最高品質のBAドライバーおよびダイナミックドライバーを組み合わせつつ、製品開発時に様々なドライバー構成のパターンやクロスオーバー設計、音響チャンバーを試作。数え切れないほどの反復と厳しいテストを経て3種のドライバーをシームレスにブレンドすることに成功し、これにより驚くほど自然かつ細部までを再現するサウンドを実現したとアピールする。 ハウジングには、IEMとして最適なバランス感を実現するために採用したスタビライズドウッドを使用したと説明。高密度かつ高品質な天然木材に樹脂を浸透させることで、木の持つ音響的な温もりや響きを保持しながら、堅牢性も兼ね備えたとする。加えて各ユニットにユニークな美的魅力を与えるとして、「オーディオ機器と同様に芸術品としての価値を向上させる」と説明している。 さらに音質を突き詰めるため、イヤホン内の気流と共鳴をコントロールするアコースティック・フィルターの再設計も実施。これにより、オーディオ出力の明瞭さと精度を高め、全周波数帯域のバランスが向上。引き締まった低音やより明瞭な中音域、クリアな高音域を実現すると謳っている。 ケーブルには、OCC銅(Ohno Continuous Casting Copper)と銀メッキOCCを組み合わせた専用ケーブル「Grand Affinity」を付属する。卓越した導電性と信号純度によって音の豊かさとディテールを維持したオーディオ伝送を実現し、「Supremacyが最高のパフォーマンスを発揮できる」とアピールしている。入力端子は4.4mmバランスプラグ、コネクタは2pin、ケーブル長は約1.25m。 付属品として、4種類のイヤーチップを同梱。優れたノイズ・アイソレーションと快適さによって、低音域のレスポンスと全体的な音の明瞭度を高めるフィット感を提供するというAZLAの「SednaEarfit Foamax」(SS/S/SM 各1ペア)、柔軟性と耐久性を兼ね備え、ユーザーの外耳道の形状に合わせて成形することで高い遮音性や長時間のリスニングでも快適な装着感を実現するというAZLA「Xelastec」(SS/S/SM 各1ペア)、ブレットシェイプシリコンイヤーチップ(S/M/L 各1ペア)、そしてボウルシェイプイヤーチップ(S/M/L/XL 各1ペア)を用意する。 また、イヤホン本体のエレガントさを引き立てると謳うブラウン色の本皮キャリングケースを2種付属する。Supremacy専用にデザインされたソフトな内装でイヤホンを傷から守る「スモールラウンドキャリングケース」と、内部に4つの仕切りを備えDAPやアクセサリー類を収納できる「ラージキャリングケース」が同梱される。 周波数特性は5Hz-50kHz、感度は109±3dB、インピーダンスは13Ω。本体質量(ケーブル含む)は約60g。
編集部 : 伴 修二郎