大の里、がむしゃらに前へ!2連勝 内容も前進「目の前の相手に集中」さらにギア上げる【大相撲九州場所】
◇11日 大相撲九州場所2日目(福岡国際センター) 自身を勢いづけるように大の里が、がむしゃらに前に出た。得意の右差しではなかったが、立ち合いから王鵬に圧力をかけて押し倒して2連勝。大関初陣の土俵際の逆転から、内容でもしっかり前進した。 受け身だった初日の取組後、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が語った「今まで通りやればいい」というエールに、攻めて応えた。新大関は「じょじょに」と硬さを認めた上で「目の前の相手に集中して頑張りたい」。まだまだギアを上げていく。 幕内での連勝スタートは、13勝を挙げて2度目の優勝を果たした秋場所を含めて4場所目。過去3度は、いずれも11勝以上と験は良い。八角理事長(元横綱北勝海)からの「(大関)3人は全勝で中日まで。そして、最後に優勝争いを」という期待にも「映像を見て反省して」と、気を緩めずに応えていく。
中日スポーツ