10日~2週間で収穫!空き容器と培養土で、トウミョウ(豆苗)を育てる
畑も庭もベランダも、プランターもなくてOK。それでも、野菜は育てられます。キッチンの片隅で、空き容器を活用して手軽にちょこっと、野菜を育ててみませんか。園芸家の深町貴子さんが『やさいの時間』で連載中の「キッチンの片隅でお手軽野菜を育てる」。2・3月号はトウミョウを育てます。 みんなのトウミョウ栽培の写真
縦形の空き容器+培養土でトウミョウ
トウミョウ(豆苗)とはエンドウの新芽のこと。今回使うのは、ヨーグルトの空き容器。口が広い容器より、狭い容器のほうが今回の栽培には適しています。10日~2週間で収穫です。 エンドウは、タネが無消毒なら、品種は何でもOK。豆は収穫しないので、異なる品種を混ぜてもかまいません。
栽培のポイント
【ポイント1】タネをびっしりまいて間引かない ヒョロッとまっすぐに伸びた柔らかい茎葉を収穫したいので、密植します。タネをびっしりとまき、間引かずに栽培するとおいしく育ちます。 【ポイント2】タネまき後にたっぷりと水をやる タネまき後の水やりが不十分だと、発芽しにくくなります。タネが大きいので、タネまき後にたっぷり水をやって吸水させましょう。 【ポイント3】タネまき後に保湿すると発芽率アップ 空き容器にふたがあったら、捨てずに活用。タネまき後、容器の上に軽くのせれば保湿になり、芽が出やすくなります。なければラップフィルムでも。
土の上に、タネとタネが触れ合うくらいにびっしりとタネをまいて、上に2~3cm、新しい土をかけてから手で軽く押さえる。
たっぷりと水をやったら、空き容器の上に、ふたかラップフィルムを置いて保湿する。発芽までは水はやらなくてよい。通気のため、すき間を作ることが大切。容器の準備や、詳しい育て方はテキストで紹介しています。
●『やさいの時間』2024年2・3月号「キッチンの片隅でお手軽野菜を育てる」より