金髪にイメチェン「今井絵理子参院議員」、沖縄県議選の“自民勝利”に歓喜も… ネットでは「フランスの報告はまだですか」の声
これ以上は負けられない
6月16日(日)に投開票が行われた沖縄県会議員選挙の結果が、波紋を呼んでいる。玉城デニー沖縄県知事率いる与党側が議席を24から20へと大きく減らした一方で、自民の候補者は20人が全員当選。中立会派も含めると野党が28議席と、与党側を大きく上回ったのだ。 【大金星】勝ったのは私のおかげ!? 地元・沖縄の県議選も応援する金髪姿の今井絵理子参院議員
そして、この勝利を喜んでいるのは、幹部だけではなかった。自民党所属の参院議員で、沖縄出身の今井絵理子氏(40)もその一人だ。 「今井さんは今年3月末に体調を崩し、約1ヶ月に亘って国会を休んでいましたが、5月8日に復帰。同じタイミングで休止していたSNSを復活させたのですが、そこで投稿していたのが、他でもない、沖縄県議選に出馬する自民候補を応援する様子だったのです」 。 政治部デスクの話。 「派閥の政治資金問題が昨年末以来尾を引く中、自民党はこれまで、衆院補選も含めて敗北を喫し続けてきました。党幹部も“都知事選を控えて、もうこれ以上は負けられない”と頭を抱えるなかでの“勝利”に、ほっと胸を撫で下ろしているようです」
フランス旅行の報告が先では
確かに彼女の公式Xを確認すると、6月7日の告示日以降、複数回沖縄入りし、候補を応援している様子が窺える。そして、野党大勝の結果が出た翌日の6月17日には、 「今回の選挙戦は『沖縄の未来を取り戻す』大切な選挙でした。沖縄には様々な課題があります。しかし、今回は県民の生活や未来を担う子どもたちに何を届けられるか、何を残すことができるかを、県民ひとりひとりが考え、投票した結果だと思います。ご支援、ご協力いただいた皆さんありがとうございました! デイゴの花のように愛と活力に満ち溢れた沖縄県を創っていきましょう! 候補者の皆さま、陣営スタッフの皆さま、9日間にわたる選挙戦お疲れ様でした!!」 と、喜びを爆発させている。こうした今井氏の動きに対しネット上では、 「フランス旅行の報告が先では」「働いているふりしているんじゃないよ」といった、辛辣な声も上がっている。 今回の自民勝利に、今井氏の応援は影響しているのか――。沖縄県政に詳しいさる関係者に訊ねると、 「もちろん今井さんが応援に入ると人が足を止めていましたが、それが決定打ではもちろんないと思います」 とした上で、 「今回の選挙は、普天間基地の辺野古への移転問題に関し、昨年に下された司法の判断を無視し、軟弱地盤改良工事を承認しないという態度を取り続けていることに、“さすがにそれはおかしい”との声が広がり、与党内の中道系が離れてしまったのが主な原因と見られます。沖縄では、政界を揺るがす政治資金問題よりも、目の前の切実な課題の行く末に関心が集まっているということだと思います」 金髪がもたらしたとはいいづらいが、大金星には違いないようだ。
デイリー新潮編集部
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