【高校野球・東京秋季大会】決勝は早稲田実vs二松学舎大付 二松学舎大付は帝京にコールド勝ち 早稲田実は淑徳に快勝ともに完封勝利
■高校野球 来春の第97回センバツ出場校を決める重要な資料となる高校野球の秋季東京大会は3日、準決勝の2試合が行われ早稲田実と二松学舎大付が決勝に進出した。センバツ出場の東京枠は1か関東枠との比較でプラス1校。 早稲田は春夏通じて初の甲子園出場を目指す淑徳に6ー0と快勝し優勝した16年以来、8年ぶりの決勝進出。二松学舎大付は15年ぶりのセンバツ出場を狙った帝京にコールド勝ちし2年ぶりに決勝戦に駒を進めた。両校の秋季大会・決勝での対戦は早稲田実が優勝した1981年以来43年ぶり。決勝戦は7日(木)に神宮球場で16時半から行われる。 ◆早稲田実 6ー0 淑徳 スリーボンドスタジアム八王子 先攻の早稲田実は初回、1番・川上真(2年)が右線に三塁打、2番・松永晃京(2年)の遊ゴロ間に1点を先制。5回2死二塁からエースで3番・中村心大(2年)が左前に適時打を放ち加点。8回には2死一・二塁から9番・白仁田航志(1年)の適時打、続く川上の適時二塁打に敵失が絡み4点を加えた。 エース左腕・中村は9回を散発4安打、3四球、10奪三振の無失点で完封勝利、2試合連続の完投勝利を挙げた。 ◆二松学舎大付7ー0帝京 8回コールド スリーボンドスタジアム八王子 後攻の二松学舎大付は3回に2番・甲斐虎茉輝(2年)の二塁打に四死球で1死満塁とすると5番・長尾愛蓮(2年)が犠飛、続く花沢莞爾(2年)が右前に適時打を放ち2点を先制。5回には3番・宮本修佑(2年)の左越え適時二塁打、長尾も左越え適時二塁打で2点を加えた。8回には1死二・三塁から9番・土屋慶太(2年)の適時打、相手投手の暴投、宮本の適時打で3点を加点し12安打で7得点を挙げた。 背番号「11」の右腕・河内紬(2年)が7回まで6安打を許し再三、得点圏に走者を置くも粘りの投球で得点を与えない。河内は8回1死から四球と単打で一・二塁とすると背番号「1」エース・及川 翔伍(2年)が救援し後続を断った。 〇来春のセンバツは出場32校で一般選考29校、困難な状況を克服して好成績を残した学校が対象となる「21世紀枠」は前回大会と東日本・西日本の区分を設けず同じ2校、明治神宮大会優勝の地区に与えられる1枠は例年通り。 一般選考の地区別校数も前回大会と同じ、北海道1、東北3、関東・東京6(関東4、東京1、残り1は両地区を比較)、東海3、北信越2、近畿6、中国2、四国2、九州4となっている。 センバツは来年3月18日(火)から30日(日)まで13日間(準々決勝、準決勝の翌日休養日各1日を含む)で開催される。 出場校を決める選考委員会は来年1月24日(金)、組み合わせ抽選会は3月7日(金)の予定となっている。