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（ブルームバーグ）： 大手米銀２行が若手バンカーの負担を軽減する措置を導入する。業界全体で若手バンカーの１週間の労働時間が100時間を超えつつ現状に対処する。

ＪＰモルガン・チェースは若手バンカーの勤務時間を週80時間までに制限する。事情に詳しい関係者が明らかにした。進行中の取引を完了させるための超過業務などは例外として認められるという。

一方、バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）は、個人の仕事量をより厳密に監視する新しい社内プラットフォームを今月立ち上げる予定だと、計画について知る関係者が明らかにした。ＢｏｆＡは今年、いわゆるバンカー日誌のテストを開始している。

ここ数カ月、ウォール街では幹部が案件増加の波に乗ろうと競い合い、若手社員にもっと休みを与えるという数年前の約束はうやむやになっている。ＢｏｆＡのアソシエートだったレオ・ルケナス氏が５月に心臓発作で死亡したことで、多過ぎる仕事量が健康を損なうのではないかという議論が業界全体で巻き起こった。

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ＢｏｆＡは、幹部が若手バンカーの健康を真剣に考慮し、確実に守られるよう頻繁に方針を見直すと表明している。

それでも、一部の若手バンカーは６月にブルームバーグに対し、週100時間という労働時間の制限に抵触しないよう、申告する労働時間をいかにして減らしているかを語っている。その一線を越えると人事部から質問を受けたり、管理職の怒りを買うのではないかと心配していた。

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事情に詳しい人物によると、同行は今月、研修生の労働時間を週単位ではなく日単位で報告する新しいシステムを導入する。誰が最も忙しく誰に時間の余裕があるかを把握し仕事を分散させるのが目的だという。

ＢｏｆＡの広報担当者は電子メールで「改良されたテクノロジープラットフォームの試験運用に成功し、チームが投資銀行顧客により効率的にサービスを提供できるようになった」と説明した。