フェルスタッペン、“正しくないセットアップ”で0.381秒差の2番手「フェラーリは速い」/F1第3戦金曜
2024年F1オーストラリアGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=2番手/フリー走行2=2番手、セルジオ・ペレスはフリー走行1=6番手/フリー走行2=8番手だった。 【関連写真】2024年F1第3戦オーストラリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル) フェルスタッペンはFP1でコース外にはみ出したことでマシンのフロアにダメージを負い、その修理のため、FP2の序盤約20分間を失うことになった。フェルスタッペンのタイムは、FP2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録した最速タイムより0.381秒遅いものだった。 モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコは「ロングランは非常に印象的だったが、セットアップがまだ正しくない」と『Sky Sports Germany』に対してコメントした。 「(FP2で)走行時間を15分ほど失ったのは想定外だった。彼は縁石にヒットし、それによってマシンが比較的大きいダメージを受けた」 「フェラーリは予選シミュレーションにおいてフルパワーで走っていたと思う。我々はそうではない。つまり、(今日の)0.3秒の差はそれほど重要だとは思わない」 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) フリー走行1=2番手(1分18秒582:ソフトタイヤ/19周)/フリー走行2=2番手(1分17秒658:ソフトタイヤ/21周) FP1で起きたことの影響で、今日は少し厄介な一日になった。フロアとシャシーにダメージを負い、その修復に思ったよりも少し時間がかかったために、コースに復帰してから、遅れを取り戻さなければならなかった。すぐに状況を改善することができたし、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。それでもFP2で走行時間を少し失うことになった。 本当ならあと数周走行したいところだったが、ロングランもあまりできなかった。とはいえ、走ったラップは良いものだったと思う。 何に集中すべきかは分かっている。微調整すべき点はいくつかあるけれど、明日を楽しみにしている。 (走行後にメディアに対して語り)フェラーリは速いね。僕たちの方は、いくつか微調整すべきところがある。ただ、クレイジーなものではないし、心配するようなことではないよ。 ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) フリー走行1=6番手(1分18秒642:ソフトタイヤ/23周)/フリー走行2=8番手(1分18秒090:ソフトタイヤ/33周) 全体的にトリッキーな金曜日だった。今夜やるべきことがいくつかあると思う。メルボルンでの走行は、午後に移るととても難しくなる。沈んでいく太陽の光で、視界がとても悪くなるんだ。 でも、今シーズン、僕たちはマシンに関してとても良い状態だから、明日、強さを発揮できると思う。 すべてをうまくまとめる必要がある。予選で上位を獲得することは重要だからね。ロングランではデグラデーションがとても高そうだ。その点を考慮する必要がある。今週末ベストの戦略は何なのかを考えるのは興味深い。 フェラーリは強そうだね。このサーキットは彼らとの相性が良いみたいだ。ロングランでも競争力があった。今回彼らを倒すのは簡単ではないだろう。ここで彼らは速いから、どうやって対抗するか、面白いことになりそうだ。 [オートスポーツweb 2024年03月22日]