ライディングの“先生”をバイクに装着! QSTARZ(キュースターズ)で走りを磨こう!!
サーキットでスポーツライディングを満喫しているライダーたちの間で急激に注目度が高まっているのが、アクティブが取り扱うQSTARZ(キュースターズ)の「LT-8000GT」。一般的なラップタイマーとは比べ物にならないほど多機能で、なおかつ走行後に自分の走りを可視化して分析できる、うまく使いこなせばライディングコーチになってくれるアイテムだ! 【画像】LT-8000GTのディテール解説をギャラリーで見る(14枚) 文/Webikeプラス 田宮徹
最先端の独立型GPSリアルラップタイマー
ライディングテクニックを磨けて愛車のポテンシャルを存分に開放できる、爽快かつ特別な遊びがサーキット走行。競技志向のレース参戦とは完全に切り離れた趣味として、ライセンス不要の走行会参加、ライセンスを取得してのスポーツ走行、イベントレースへの出場などで、サーキットライディングを楽しんでいるライダーは意外と多いのだ。 最初は“ただ走るだけ”で大満足で、ドキドキとワクワクの連続。スムーズに走ることがテーマとなる人がほとんどだが、その段階を超えると、ラップタイムが気になってくるライダーも多い。自分がどれくらい上達したのか、あるいは前回と比べて走りはどうなのかを知るために、タイムが基準となりやすいからだ。 アクティブが取り扱うキュースターズの「LT-8000GT」は、愛車への装着から使用開始までが非常に簡単で、走行前に電源オンとモード選択などの操作をすれば、あとは基本的に自動で稼働させられる「GPSリアルラップタイマー」だ。必要な装置がすべて内蔵された本体には、明るくて見やすい3.2インチカラーディスプレイも搭載。走行しながらラップタイムをチェックできる。じつはLT-8000GTは“走行後”の機能もスゴいのだが、リアルラップタイマーとしての能力にも極めて優れているので、次の項ではまずこれを紹介しよう。
4タイプのクイックモードで走りを磨く
LT-8000GTは、国内141ヵ所(世界750ヵ所)のサーキットを自動認識。これにより、一般ライダーが走行会やスポーツ走行枠でライディングするコースなら基本的に、難しい操作なしで使用を開始できる。ラップタイマーの中には、サーキットに設置された磁気センサーを読み取るタイプもあるのだが、このLT-8000GTはGPSを用いるので、サーキット側の設備に頼る必要はない。 この製品がスゴいのは、10Hz仕様だった先代のLT-6000Sをはるかに上回る、超高性能な25Hzログが可能な点。これはつまり、0.04秒ごとにデータを記録するという意味だ。位置情報をより細かく測定できるため、これまで以上に正確なラップタイムを計測できるのだ。 衛星測位システムは、米国が運用する超有名なGPSはもちろん、同じく地球全体をカバーするロシアのGLONASSや欧州のガリレオ、中国の北斗といったGNSSに加え、地域限定システムとなる日本のQZSS(みちびき)にも対応。こちらも測定の高精度化につなげている。 ラップタイマーとしての機能だけでも超多彩で、そのすべてをここで紹介するのは難しいが、サーキットモードとしては「練習」「競技」「チャレンジ」「予測」の4種類がクイックモードとして用意されており、これを使うのがまずは基本だ。このうち「練習」と「競技」と「チャレンジ」の各モードは、コントロールライン通過後に直前のラップタイムを一定秒数間表示。ただ数字を表示するだけでなく、タイム更新した場合は背景がグリーン、していない場合はレッドになるため、数字を読み取る余裕がないときも直感的にわかりやすい。比較するタイムの対象は、「練習」モードが前の周、「競技」モードがベストラップ、「チャレンジ」モードが自分で入力したタイムとなり、それとのタイム差も表示される。 また、超高性能ラップタイマーの機能を最大限に生かした「予測」モードがあるのも、LT-8000GTの特徴。こちらは、3秒ごとにデータ更新を続けながら、現在走行中のラップがベストラップより速いのか遅いのかを常に予測し、数字とグラフの色で示す。 これ以外にユーザー設定モードも用意され、これを使えば表示する項目やコントロールライン通過後のラップタイム表示時間、タイム比較の対象などを細かく設定可能。事前に設定しておけば、セクター(区間)ごとのタイム表示などもできる。